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今回はチェンクロ第二部後半の舞台「薄命の大陸」、および「鉄煙の大陸」「年代記の大陸」についての情報整理を試みます。
メインストーリー:本編
チェインストーリー:CS
キャラクエ:CQ
その他イベント:EV
勢力別考察:「薄命の大陸」
罪の大陸の先にある、子供だけが住む未開の大陸。
この大陸の住人の特長である「短命」、10才程度で寿命を迎える特殊な生態が、
この地域の独特な文化や文明を決定付けている。
薄命の民のおよそのライフサイクルは
1年目:誕生の樹という木の実として産まれる
2-5年目:子育て役(『守り手』)あるいは両親役に育てられる
6-7年目:衣食住をなんとか賄えるようになる
そののちは数年の「活動期間」があるが、次の段階はほぼ「寿命」となっている。
そのため最低限の文化を維持する技術継承がギリギリ可能なレベルであり、
地域としての商工業や開拓の発展は望むべくもない状況にあった。
(しかし稀であってもユグド大陸よりは交易船が来ていたらしく、イドに剣を渡した剣士やザラに舶来品を卸した商人など来訪者がいる。)
彼らは僅かな活動期間の活かし方により「受命者」「探求者」「ハグレモノ」に分類され、
各思想がほぼそのまま行動グループにもなっている。
■受命者:
生物がそれぞれ定められた寿命で死ぬのは当然、を前提として、新たな世代への世話や技術継承などに活動期間を充てる思想。
無気力に人生を投げ出しているものも含むらしい。
エル、フイ、ハグなどが自称するグループ。
■探求者:
短い余命に抗い、延命の可能性を探し求めることに活動期間を捧げる一団。
常に急ぎ焦る運命にあるため、危険な薬物治験や他思想者との衝突を引き起こしてしまうことも。
アル、キリ、ルイなどがそう呼ばれる。
■ハグレモノ:
短い生は僅かでも自分のために充実すべきという思想に至った集団。
当然ながら他思想者との衝突は日常茶飯事であるが、他者と無関係に修行や主義に生きるものも含まれる。
ザラはかつて探求者だったがハグレモノに転身した。
また先鋭化した一部は「カゲキモノ」を自称している。(CS:「ぼくたちげんきです」)
フィーナの中ではメルティオールと「ハグレモノ」は近い存在らしい(CQ:リン)
薄命の民は短い寿命と引き換えに、驚異的な量のマナを自在に操る才に先天的に恵まれており
衝突は子供同士ながら異様に大規模な魔法合戦に発展してしまう危険性を秘めている。
極端な魔力は未開で過酷な薄命大陸環境での生存に用いるほか、海外に渡るなどして技術の才を磨く道を選んだ者たちもいる。(CQ:イドほか)
その力から身柄が高く売れるらしく、誘拐や海外の殺し屋に利用されていた者もいた。(EV:「蠢動する悪意」(踏破))
彼らの特徴であるオッドアイは弱視であり、眼鏡工房は重要な継承文化であるらしい。(CQ:フイ)
宗教は明確な教義教団などは存在しないが、常に身近である死を「枯れる」と表現し(本編2部5章)、
死者を送る司祭職(トア)のほか、転生を信じる者(ホパ)、死後の平安を保証する「おまじない」を提供する者(シナ)など原初的な死生観がある。
また「結婚」の概念があり、男女のペアで誕生の木の実を育てるケースもある。(CQ:ジズ)
しかし親の寿命の時点ではまだ子供は独り立ちできないため、保育施設がある。(CQ:ネノ)
兄弟姉妹の概念もあり、同じ枝から産まれると兄弟(本編2部5章)、同じ実から産まれると双子(CS:「ぼくたちげんきです」)となる。
かつて僅かな数名が大陸の外で個々に寿命の延長に成功していたことを
義勇軍やラベゼリンらの到来と天空鳥との対話で知り、(本編2部5章)
短命のうちに多くの事を成せる天才の登場、(CS:「ぼくたちげんきです」)
各思想グループの協力と努力などを経て(EV:絆の軌跡「薄命の大陸編」)
彼らは念願の延命魔法の開発に成功、成果として義勇軍との邂逅から数年後である3部時点でも多くの住人が生き長らえている。
(ただしその効果の程が明らかになるのは、延命第一陣が寿命を迎える時であり
「いつ死ぬか明確でない」命の薄さは相変わらず抱え続けてはいる。)
また延命魔法の誕生により「余生の儚さから自暴自棄になる」タイプのハグレモノは減少したとみられるが
人生を継続する線と見なせず「そもそも命が重いことを理解できない」タイプがいることが後に明らかになった(CQ:ヌイ)。
加えて延命を望まない受命者もおり、説得すべきか否かは複雑な課題となりつつある。(EV:「宿命と未来」(大狩猟))
交易はわずかで、畑作などの描写はなく、また狩猟技術の継承者も見当たらないことから食生活は謎である。
当然ながら、混血などは確認されていない。
しかし樹から産まれる生態ではあるが、延命魔法により成人することができた場合、
「父親」「母親」になれる可能性の有無といった点については今後が注目される。
勢力別考察:「鉄煙の大陸」
薄命の大陸の更に先に存在する土地。
地下には古代遺産の機器が埋伏しておりその発掘と調査・修理、
およびそれを用いた人体改造を日常の一部とした人々が住む地である。
超古代文明機器の修理がベースであることと、貧富の格差がその修理レベルを左右することから
「小型フライトユニット」のような完全オーパーツから蒸気機関のような単純機械までが混在している。
博物館館長によると公式呼称は「遺失文明」。(EV:鉄園旅行記)
国家としてのインフラは非常に高度に整備されているが、機械化率が高い=偉いという思想があり
階層格差の激しさが国家の不安定さをもたらしている。
大きくは、まさに貴族的な生活を謳歌する「上層民」と、
スラム的な地位に隷属する「下層民」で構成されるがキャラクエなどでは「中層民」の存在も確認できる。(CQ:フェーベほか)
人間をベースに改造したものの他、完全自律機械も存在するがプログラムが高難度らしく
主に鉄道や主要施設警備などの「武力が必要な単純作業」についている場合が多い。
食事に関しては不明だが、警邏隊にはトマト作りを趣味とするものがいるので生鮮食料は普通に用いるのかもしれない。
宗教に関しては祭祀に関わると思われるキャラは存在せず、回復僧侶も「修理役」でしかないので不明。
機関車で訪れるほどの郊外遠方には、食料農園が存在する模様(CQ:エーリヒ)
国家の頂点に立つ王は「ゴットフリート」。ほとんど電算化され顔型の端末を通して対話する。
(カタリナ曰く「全部機械にした」とのことなので唯一の機械化率100%人間なのかもしれない)
また「ゴットフリートの娘」としてジークルーン姫が存在する。
城の名は「機械城」。蒸気機関で稼働している(CQ:レーヴ)
以下に鉄煙の大陸に存在する合法/非合法組織をまとめる。
■「研究室」:ゴットフリート付き博士を自称する、カタリナを中心とした国家側組織。
発掘機械の研究と修理が鉄煙の主要産業である以上、最重要ポジション。彼らなしに鉄煙はない。
カタリナのほかハプスやイドゥベルガなど、常人の及ばない知識の持ち主たちが在籍する。
■「軍」:発掘品の中でも上等なものをふんだんに用いて、高い戦闘能力を得た鉄煙国家の軍人たち。
アロイスをトップとして、ハンネス、オリヴィア、エレメンガルトなど年齢性別を問わない精鋭が集う。
■「警邏隊」:警護・警備を中心とした業務を行う国家組織。軍とは異なる小型の組織と想定される。
エーリヒ&ランドルフ以外のメンバーは不明。ケーテが短期間所属したことも。
■「レジスタンス」:下層民狩りなど、上層民の機族からの暴力に反抗する下層民側の非合法武力組織。
機械化率ゼロというギーゼラをリーダーとして、グリゼルディス、ジルヴェスターなどが所属する。
なお機械化の進んだ者はみな下層民を見下しているという訳ではなく、
国家施設の運営に携わるミリヤムやディートリンデ、慈善の心から活動するビアンカやケーテ、
また「ヒーロー」気質で弱きを助けるアレックスやアリーナたちもいる。
警邏隊は後にスクラップの英雄たちも所属。(軌跡:鉄煙の大陸編)
鉄煙キャラクターの特徴として、全員が「ジークルーン G-18」のように「アルファベット+数値」の記号を持っている点が挙げられる。
機族中の機族といえるアロイスが「G-92」、レジスタンスリーダーのギーゼラが「N-0」であることから
数値は「機械化率」であると想定される。
アルファベットについては共通するキャラの特徴から想定するしかない。以下にまとめて考察してみる。
■「K」:…アルトルム(K-60)、ヴァッサー(K-79)、イリーネ(K-47)、ハンネス(K-81)、ラース(K-72)、他
軍人や民間人など正式の機械化手術を受けた者と想定される。取扱容易な正式汎用部品の意味だろうか(「Kit」?)
■「S」:…アレックス(S-75)、ツィスカ(S-6)、レーネ(S-27)、フロレンティア(S-73)、他
下層出身などで修理品、リサイクル品の継ぎ接ぎなどを用いた者が多い。「Scrap」とみて良いように思われる。
■「A」:…アリーナ(A-5)、ビアンカ(A-68)
不明だが武装特化型(「Arm」)なのかもしれない。(A-5のアリーナがあんなにも強いということは、ビアンカは…?)
■「R」:…アンチェ(R-31)、アニヤ(R-12)
修理特化型(「Repair」)かと思ったがクイズと修理は関係ないようにも思われる…?
■「V」:…エーリヒ(V-71)、ランドルフ(V-29)
警邏隊の二人が該当する。緊急時に部品を相互に換装可能ということなので「Variable」(可変)の意味?
■「D」:…カタリナ(D-80)
カタリナだけが持つ称号。普通に考えれば「Doctor」か。
■「E」:…カーヤ(E-11)、グリゼルディス(E-2)、オティーリエ(E-78)
謎の組み合わせ。グリゼルは聴覚強化、オティーリエは生命維持であるので生体機能拡張(「Element」)とかかも?
■「F」:…フェーベ(F-50)、ディートリンデ(F-38)
フェーベだけならフライトユニット関連と思われたが、ディートリンデも同様なのは謎。
■「W」:…クルト(W-7)
クルトだけが持つ謎の型。「Weapon」かと思ったがドリルは本来武器ではないのでやはり謎。
■「G」:…ジークルーン(G-78)、アロイス(G-92)
鉄煙最上位に近しい二名が持つ特殊称号。GreatかGiantか、大穴で「ゴットフリートファミリー」の可能性も…?
かつては上層の軍と下層のレジスタンス間で対立が激化していたが(CS:「楽園崩壊」)ほか)、
クロニクルを追う義勇軍の活躍とアロイスの暴走を経て(本編第二部6章)、
またジークルーンらの熱意(EV:「融和への道」)、自動機械暴走への共同対処(EV:「鍛鉄の時代」、絆の軌跡)によって
三部終盤時点では、一部の者を除いて上層・下層対立は過去のものとなっている模様。
今後の成長においては、最も高いポテンシャルを秘めた大陸といっても良いのかもしれない。
勢力別考察:「年代記の大陸」
第二部の最終盤に登場する大陸。フィーナとリヴェラの出身地であり、代々の「チェインクロニクル」管理者一族の住んでいた土地である。
黒の王が誕生した土地でもあり、黒の根源に至る手掛かりを求め、各地の勇士たちが集った。
元はリヴェラによるとチェインクロニクルを扱う素養のある一族「100人くらい」が住む地であり、
その中から特に力が強いものが管理者=王となった、とのこと。(本編二部)
性質上、鎖国に近い自給自足であり、少人数ながら騎士、漁師、農家などに分かれていた模様。
気候はもともと「それなりに寒い地域」であり、雪は珍しくはないらしい。
騎士はセレンの一族のほか、戦士階級の人間が複数存在していた。
魔神として復活させられたセレンの仲間「十傑」は以下。
■剛なる者アビニ:拳を使う魔神。ペイシェと対峙した。
■魔なる者ガラン:魔法を用いる魔神。意外にもマリナが戦った。
■迅なる者シルク:スピードが速く、カインを翻弄。
■堕ちし者ウルト:分身体を用いて戦う。クラインたち勇士チームと対峙。
■乱れし者バース:銃器を操る魔神。不運にも(?)リヴェラと対戦。
■聖なる者ワーリ:独自の妨害魔法を操るが、ガラクスィアスに敗北。
■叩きし者ドルギ:ハンマーを用い、地を割る威力を誇る。メッテイヤと遭遇。
■守りし者ダイガ:鋼鉄の盾を持ち、防御が堅かったといわれるが、上陸直後のクラインの拳で既に絶命。
■労りし者ホルン:鎖鎌を操るヒーラーとのこと。レノたちと対戦。
■柔なる者ナルダ:弓を使う魔神。最後にミシディアが仕留めた。
しかし過去編である伝承篇にはセレン以外は登場せず、人間時代の実力は不明である。
人数から小島程度かと思いきや、結構広いとのことである。(本編二部)
大陸特産品は「シィダケ」および「オイシィダケ」。なお大陸民は「特殊な味覚を持つ」という事実が発覚した。(本編二部)
黒の軍勢を討つため、リヴェラと仲間たちは特殊武器「神器」を管理する一族からそれを借り受けている。
リヴェラの仲間が持つ主な神器は以下。
■時乃鑢(やすり):黒の根源を消滅させる刀。リヴェラが所持しており、父が健在の頃から、この刀を見つける旅をしていた。
リヴェラはこの剣を奪い合う形でガラクスィアスと出会い、クロニクルの記載を削る、ラべぜリンを正気に戻すなど様々な効果を発揮する。
■書架乃宝鍵:クロニクルですら把握できない、黒の根源の元へ辿り着くための鍵。フィーナの母が手に入れ、父は黒の根源に触れてしまう。
■発勁乃籠手:シェキナが所持。衝撃波を操る。
■惨禍乃賽子:レノが所持。「神掛かった効果」を発揮するが、六分の一の確率で災禍が起きる。
■感知乃義眼:イシュチェルが所持。見た者の弱点を把握する。それで義勇軍の面々を見たことも。
■勇猛乃指輪/守護乃指輪:レンレ&ミンミが所持。セットで力を発揮する。
■吸陽乃珠:ギュネスが所持。ガラクスィアスに借りているわけではなく、家系に代々伝わっていたもの。
■星霜乃時計:ペレキュデスが所持。時を巻き戻す強力な神器だが、巨大で運搬に難がある模様。
神器はほかにヴァレリオが奪っていた『絶壁乃連盾』、リブラビスと同化した聖杯『転身乃杯』なども。
義勇軍が武器錬金に用いるハンマーも、ガラクスィアスに託されるところから神器と思われる(EV:少女と不思議な槌)(履歴未収録?)。
他にプレイアディスやガラクスィアスの所持は無数にあり、いくつかのシナリオで以下のようなものが登場する。
晶瓊乃混天儀、茫漠乃烈鎖:ガラクスィアスが使用。武器とみられる。
戦塵乃鷹剣、万来乃驟雨:プレイアディスが使用。武器とみられる。
総目録乃楔:プレイアディスが所持。クロニクルと関係があるとのこと。
etc.
持ち歩ける道具だけではなく、地域設置型、ゴーレム内蔵型などもある。(CQ:ガラクスィアス)
黒の根源との決戦のため、この大陸に集った勇士たちからその存在が明らかになった各大陸は以下。
■海底都市:姫御子オデッセイアの故郷。オデッセイアは黒の軍勢を撃退し、地上の調査に来た。本来は陸に上がれる種族ではないらしい。
■翼人の大陸:セラフィーの故郷。セラフィーは下界監視「熾典」の職にある。黒の軍勢を撃退し、地上の調査に来た。
■竜神の大陸:メッテイヤの故郷。黒の軍勢により破滅の危機にあり、竜神族の女王自ら参戦。他大陸もだがクロニクルの管理者がいるかは不明。
■色彩の大陸:シヴァーニの故郷。魔法使いが多く、七色七人組であったが、黒の軍勢により倒れた仲間たちの色を受け継ぎ参戦した。
■栄光の大陸:ツァーリ14世の故郷。ツァーリは王でありクロニクルの管理者でもある。黒の軍勢によりほぼ滅亡し、民の魂を率いて参戦。
■最北の大陸:スーリヤたちの故郷。軍事力で世界最大とのこと。のちに昇進して兵を率い、白き異形の調査のためリヴェラたちに再合流。
シリルの出身大陸名は不明。またクラインもかつては(罪の大陸収監前は)別の大陸の出身者である模様。
ほかに最終決戦地「狭間の大陸」があり、年代記の大陸から至る道がある。
同じ「世界」単位の事象に関わるユグド十二聖人と完全にかけ離れた位置に、隠れ里のように管理者一族が住んでいた理由はいまだ不明だが、
黒の王のユグド遠征の際、途中の大陸は攻め取らず、遠方にあるユグドの王都を攻め落とした点からしてもユグドとは深い縁ある土地と思われる。
黒の軍勢により不毛の大地と化したが、三部時点では、決戦の際に植えた世界樹の力が正常環境を取り戻しつつある模様。
チェインクロニクル無き今、管理者もまた役目を失ったため、この大陸は若い世界樹のもと自然に還ってゆくのかもしれない。
およそ1年がかりになってしまいましたが、一応二部終盤までのまとめたかった情報を
自分なりにまとめることができました。
神器の一族や魔神たちの故郷など、魅力的なユグドの設定はまだまだあるため
いずれまた項を改めてまとめ、追記したいと思います。
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