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今回はチェンクロ第二部前半の舞台となる「交鎖の海域」のうち大海、ケ者、罪の大陸について、考察というか情報整理をしてみたいと思います。
メインストーリー:本編
チェインストーリー:CS
キャラクエ:CQ
その他イベント:EV
勢力別考察:「夜明けの大海」
第二部においてユグドの外に出た主人公と義勇軍が、最初に訪れることになる海洋の地。
比較的小規模な島嶼が散在するこのエリアは国家による支配の気配は薄く、海洋商人、海賊、その他漁業・農業経営者たちが明文化されていないルールのうちに対立と協力を繰り返している。
民族はほぼ人間種とみられ、土妖精・森妖精や鬼のような別種の姿は見られない(精霊島「大海の渡り手」たちはユグド近海にはいる)。
ユグド大陸を「未開の地」と認識している。ユグドとは異なる貨幣が流通しており、大海の流通金貨はその先の大陸のほとんどで通用するとのこと。(第二部二章)
統一宗教があるかは不明だが、ミラベルたちが所属する「教会」が存在する。
またアラーツィが所属する、海神信仰の「塩の神殿」も別に存在する。マールの「神殿」がどちらに属するものかは不明。
大海の教会は排他的な階層構造であり戒律は厳しいように見えるが、要領良く金儲けに勤しむ神父も。
船舶装備の大砲の延長からか?ユグドになかった「銃」を所持するものがいる。(ev「鉄砲伝来?!」)
だが大海においては銃はおろか弾すらも高価な貴重品であり、一部の有力な商会または海賊での普及に留まっている。
また独自の文化として、船乗りのケンカを起源とする素手の格闘スポーツ「パンクラチオン」が一種のショー興業として発達しており、メイビアやブロッサムなど有名なプロの選手たちが存在しているほか、海賊船長なども格闘技を嗜んでいる場合がある。
的確な解説者マーシィさんがいつも何処からともなく現れる。(ブロッサムCQ)
魔法使いはあまり多くはないが、「大渦」ヘリシティーや「結界」アラクネーなど個々に高い力を持つ。
マナについて語られることは少ないが、魔法的な異空間である「魔海」の海域がある。(ev「仰天怪奇!魔界大狩猟戦」)
義勇軍がモルガンと出会った「船の墓場」と同一かは不明。(本編第二部二章)
島々では個々の特色を生かした農業を行っている模様で、紅茶の葉を育てる島など商業向けの作物も多い。(ヴィクトリアCQ)
また当然のように漁業も盛んで品質も良いが、人を襲う怪物魚類や船舶を沈めるレベルの大型海洋生物の姿も。(アーネストCQ)
政治形態については詳細は不明で、王権や国家があるようには見受けられないが「貴族」を名乗る富裕層が存在する。(裕福な商人/成功開拓者層?)
同様にどういう組織か分からないが捕縛した荒くれの突き出し先として「役人」も各地に存在する。
海域の歴史は明らかではないが、「古の炎の一族」「覇者の王杖」を生み出した古代文明が存在していた。(CS「海の覇者には栄光を」)
しかし炎の一族は他国への侵略を始め、「大海の守護者」「渦巻く深棲の主」嵐竜に滅ぼされた模様。(絆の軌跡)
そして数百年前にはヘリシティーが棲みつき、大海賊オズワルド一味を封印、幼体の嵐竜と邂逅など様々な奇行を残す。
近代では、十数年前まで?は「夜明けの海商会」「月下の剣商会」が大海の二大勢商会であったが「夜明けの海」商会が勝利、もうひとつの大勢力「ディラン海賊団」も潰し、
その後は最大勢力として「夜明けの海」が海賊・商人ともに武力と資力を用いた圧力で秩序を維持する形となる。(ev「我ら夜明けと共に」)
更に三部では「財団」が航路を荒らし始めたこともあり、商会と海賊が団結する例もみられるようになった。(絆の軌跡)
「探索」でおなじみの彼女はシャーロット、大海に所属する冒険家である。
二大商会以外の商業団体は無数にあり、「猛き波商会」(メレディスCQ)、「虹色の宝珠商会」(マレーナCQ)などの名がみられる。
コンスタンサ、オーガスタス、ティア(?)のように個人経営の商船も存在する。
また海賊も無数にあり、海賊狩りや横取り海賊など「海賊を狙う海賊」すら発生するほどの海賊密度でもある。
著名な商会・海賊を以下に抜粋する。(海賊団の名称は正式名が不明のものが多いため便宜上の仮名)
■「夜明けの海」:
年齢不詳の『大船長』デュークをトップに、バルトロ(アーク・リーガル船長)、ミラ(センチネル船長)を中心とした現在の第一勢力。砲撃手ガンネットや航海士メリチェル、見習のジャンなどが所属。
違法操業の武力制圧など、活動は武力行使が多いが海賊ではなく商会である。ミラ曰く「暴力と義理という矛盾した海路を往く者」。
■「月下の剣」:
剣士であり商人であり考古学者でもあったという(CS「海の覇者には栄光を」)マレーナの父が興した商会。
トップ亡きあと、一時は消滅しかけたがマレーナが服飾取扱いなど独自の個性を活かした方針で再興しつつある。
マレーナの信条は「名声こそ宝」。没落前、海賊時代、復興後とマレーナに付き添う忠実な従僕「ギャリクソン」がいる。
■チェイス海賊団:他人の財産を「お宝」と呼び強奪を狙う、(表面上は)真っ当な海賊。本人も気づかない人情家の一面があり、義勇軍を狙うも潰されなかった稀有で幸運な海賊である。
■ドロッセル海賊団:商船はおろか海賊からさえも盗むという強欲な海賊団。一時は義勇軍からクロニクルの奪取にまで成功した優秀な(?)リーダーが率いる。
■モルガン海賊団:人は宝、を信条とする女海賊モルガンを中心に結成された海賊団。商船襲撃よりも冒険や宝探しを好む海賊だが、油断のならない一面もある。
■ディラン海賊団:時間は宝、と大悟した老海賊ディランがかつて率いていた海賊団。「暴虐旋風」と呼ばれた全盛期はデュークと大海を二分するほどの大勢力だった。現在は解散。
■オズワルド海賊団:数百年前に暴れ封印された海賊団。封印されつつも魔海の幽霊船で一般人の魂を捉えていた。かつてのクルーに封印は解かれ、現在は行方不明。
名言はされていないが、大海の市民はオウララのスーツの仕立て屋がいる、リュキシーのアクセサリが人気、貧乏なガイが娘のドレスを欲しがる、など服飾装飾へのこだわりがみられる気がする。
だとすると新生・月下の剣商会は、かなり目の付け所が良かったのかもしれない。
勢力別考察:「ケ者の大陸」
ユグドから見て大海の先にある大陸。「けもののたいりく」と読む。
大海の住人には「獣人が住む土地」と認識されてはいるが積極的交流はなかった。
大陸といいつつ島のようでもあるが、クロニクルと管理者が存在するという意味では大陸である。
住人は耳と尻尾、および爪を持つ独特の形質であり、狩猟や物々交換など人間と比較すると原始的な生活を営んでいる。
住人は五種類のケモノのいずれかに必ず属し、混血の例は見当たらない。
外部の人間を「ヨソモノ」「ヒト族」と呼んで警戒していたが義勇軍との共闘以来、近海の人間種との関わりも増えている。
しかし密猟者など外敵も増えてしまっている模様。
また義勇軍と出会った頃はそれぞれが持つ仮面を「獣の力を引き出す」と大事にしていたが今では存在に触れる者もあまりない。
戦闘に勝利すると遠吠えをする者もいる。
ケ者の世界に商機を見出す商人も。(EV「公正商人繁盛記」)
ショップの彼女は逆に外の世界で商人を目指す変わり種。(EV「キラキラ兎耳繁盛記」)
五部族の族長いずれかが「総代」となりクロニクルを引継ぎ全体を指揮する。
総代=クロニクル記述者であり、前の総代の指名により決定される。
ガジジナは幼少期に指名されており、指名の時点では族長である必要はないと見られる。(本編第二部三章)
主食はイノシシまたは木の実の採取など。
「ケモノ芋」「ケモノニンジン」なる野生種を採取するシーンから、畑はおそらく持っていないとみられる。(トリリカCQ)
野外での宴会を好み、火や酒は普通に用いる。
現在の総代は胃袋でケ者をまとめて以来、料理の名人となった模様。(ガジジナCQ)
「カミサマ」「ミノリワケ」など独自の宗教観や儀式を持っており、その根源となる「マナ」の要素はユグドと同一。(キララネCQ)
しかし魔法使いは「精霊使い」と呼ばれる。
総代の指揮のもと、春祭りや新春マラソン大会など宗教との関係が不明なイベントも多数開催されている。
神事としては格闘大会もあり、総代ではなくキララネが仕切っている。(ヴァリーCQ)
カミに認められるとイノデウスが額に猪マークを与え「カミの戦士」の称号が得られる。
それぞれの種族ごとに際立った身体能力と本能を持つ。
■犬鼻族(けんびぞく)
現在の総代であるガジジナを族長に、補佐のギザザヤが支える一族。
鼻が良く群れでの狩りも得意だが、本能的に「命令されることを喜ぶ」という一面も。
■兎耳族(とじぞく)
現族長はトリリカ。前族長はラヴィヴィサ。
基本的に争いを好まず、臆病な性質を持つがマイペースという意味の強さもある。
珍しい?回復系の精霊使いがみられる。
■狐尾族(こびぞく)
イノデウス、チョウチョリアス、ソラトリウスという「カミ」、
ケ者全体としてそれらを崇める聖域の「神子」であるキララネが族長。一族みなオシャレとのこと(オウララCQ)。大型の七色蚕を飼っているらしい。
■猫爪族(びょうそうぞく)
族長はミネネア。他にはユギギなど。
族長いわく「テキトー気まぐれ」が信条であり、そもそも族長自身も旅好きで一族に指示したがらないという個人主義が目立つ。
ネコジャラシに目がない。
■虎牙族(こがぞく)
孤高を貫き、ただ本能的に強くなることを求める武闘派の一族。族長はズィガガ。
基本は山に住んでおり他の一族とあまり積極的に交わろうとはしない。
猫爪族と遠縁だが猫扱いすると怒る。
虎牙族以外は女性が族長である。
族長会議なるものがあり(ミネネアCQ)定期的に代表が集まっているらしい。
識字率はかなり低いと思われ(ミリリアは本が読めない)大陸の歴史の詳細は不明だが、
かつて独自進化を遂げようとしたケ者「夜の王」を封じた遺跡がある。(CS「太陽の子供たち」)
また虎牙族はもとは猫爪族と同じ血統で過去に分離した経緯があるが(EV「猫と虎」)、
月の神殿に5種族の石像があるため、分離したのは少なくとも五千年以上前の出来事と思われる。
なおカミは古い存在ではなく異能と霊性の存在というだけであり、
例としてイノデウスはガジジナの先代の頃に魂の姿にされて誕生した。(本編第二部三章)
高齢の老人がおらず寿命に関しては不明。子育てに関しては普通に両親から生み育てられると見られ(ミリリアCQほか)、その点はヒト族に近い。
勢力別考察:「罪の大陸」
絶海の孤島に建造された脱出不可能な大型の収監施設群、それが「罪の大陸」である。
アルカトラズ島など孤島刑務所は実在する。レオンも「島」と明言(本編第二部四章)
孤島なのになぜ大陸と呼ばれるのか、という罪の大陸最大の疑問点については詳細は明らかでないが
ケ者の大陸同様、各大陸にあるという「クロニクル」と管理者がこの島に存在するという事実があるため
例えば地殻変動で大部分が水没した、等の特殊な過去があるのかもしれない。
本来は複数の国家による共同運営体制であるとのことだが、
二部の時点では黒の軍勢のもたらした混乱により「本国」から切り離されてしまい
囚人たちの脱走や武装までもフリーダムに行われ、逆に逃げ場のない看守が使役される最悪の状況にあった。
三部では義勇軍の活躍・啓蒙とアメリーの就任以来、新造監獄への移動を含め「看守管理区域」が徐々に復権し秩序が戻りつつある模様。
ただし大物一人の脱獄を許してしまった。(絆の奇跡)
裏カジノは何度潰されてもこっそり営業中。(絆の軌跡)
監獄島内では食料は自給自足状態にあり、野菜畑のほか牛や豚の飼育場がある。(EV:「プリズンファーム」)
また悪党たちの銃器も自給自足とみられることから、旋盤加工などの労務作業用工場が存在することが予想される。
看守たちは危険すぎる仕事の割にあまり待遇に恵まれているとは言えないようで、
かなりのモチベーションと身体能力が要求される職場状況が続いている。
なお罪の大陸では拷問が合法であり、専門の部屋と担当公務員たちもいる。(EV:大狩猟戦アデライド編ほか)
看守の監視塔を中心に、監獄が3ブロックに分かれているのが罪の大陸の大きな特徴であり
それぞれ以下に該当する囚人たちが服役しているほか、非公式ながらそれぞれを統括する強力な「獄主」が存在している。
■「愚痴の監獄 」:
…善悪の判断力に欠けるものが収監される監獄。ゾーイとヴァリーなど乱暴型メイン。
獄主は高い知性と一国を滅ぼしたと言われる凶暴さを併せ持つザエル。
地下の奥底に懲役億年単位という伝説の牢がある。
■「貪欲の監獄 」:
…罪と知りながら欲望のために道を外したものが収監される監獄。知能は常人以上と思われる者も多い。タチアナやイラリオンなどがいる。
獄主はあらゆるものを手に入れたい、監獄は遊び場に過ぎないと嘯くヴァレリオ。
建物の損壊は少なく、裏カジノもここにある。
■「憤怒の監獄 」:
…一時の感情により罪を犯したと判断されたものが収監される監獄。ボムボマーやホルストなどがいる。
獄主は全身拘束のうえ喜怒哀楽が意思疎通不能なレベルでアンバランスなゼィヒア。
建物はボムボマーの存在にすら耐える頑強な構造をしている。
ゼイヒアはレオンすら罪状を知らない特殊人物。獄主クラスならある程度会話ができる。(EV:蠢動する悪意ほか)
なお二部では貪欲の監獄で見かけたイラリオンが三部は愚痴の監獄にいるようなので、
収監先は移動も行われることがあると見られる(?)
看守側は本来はトップの「所長」(「長官」とも呼ばれる?)のもと
「看守長」「看守」「拷問官」といった役職があるが、
黒の軍勢が引き起こした騒動以来、所長不在が非常に長く続いている。
(かつての囚人が「看守補佐」「看守世話係」にも任命されたりもしている)(絆の軌跡)
護送船長チェリマーも罪の大陸業務の一員と思われる。(EV:審判の魔神ファルゴース襲来)
当然ながら細かい規約があると見られるが、レオンはすべて覚えている模様。(本編二部四章)
各監獄は連絡橋で接続されており、本来は行き来は厳重に取り締まられている。
地下には厳重な懲罰房(ザカリーCQ)のほか「満潮時に海底となる洞窟」(アデライドCQ)、およびクラインの地下牢獄など空間が多数ある。
多くみられる野犬はかつて管理に用いていたものが、監獄の荒廃と共に野生化してしまったもの。
またなぜかクモが多く繁殖しており「監獄グモ」という名称まで与えられている。
ザエルやヴァレリオなどの超大物のほか、
エイルニルスを魔神と知りつつ収監していたなど
所長不在でありながら監獄としての運営能力は割と超人的な面があると言えなくもない。
なかなか新所長が赴任しない理由は不明だが、前所長がクロニクル管理者でもあったことから
逆にクロニクルの管理者であることが所長の条件ということも考えられる。
掃除への参加(EV:「監獄の大掃除」)など、レオンにさえ出来なかった囚人制御を何度も成功させる事実は
実はリーアが次の所長候補である、という可能性を示唆するものなのかもしれない。
更新に時間を掛けてしまいましたが、今回の内容は以上となりました。
次回は薄命、鉄煙、年代記をまとめてみます。
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