忍者ブログ
気ままな感想・考察ノート。基本的にネタバレです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

前回の考察で「巴が竜胤の御子であると考えられる」と示しましたが、

 

その母や姉妹は竜胤と無関係であるのか、

またそもそも竜胤の御子が

宮へ「輿入れ」したり

再び地上へ「浮き舟渡り」したりと

忙しく上下するのは何故か、

 

という点の考察(超私見)から、隻狼ストーリーの根幹から裏話まで関わる「竜胤」とは何なのか、の解説・説明を試みたいと思います。

 

 

竜胤について異質なほど具体的なのは上人の「竜の帰郷の章」であるため、まずはそちらから。

 

 


 

 

竜胤の血族

 

竜胤の御子が、つめたい竜の涙を飲み干し

竜胤の揺り籠が、二つの蛇柿を食すのを

揺り籠の命果てず、御子を宿さば、

西への帰郷は叶うだろう

 

この文から、竜胤、竜胤の御子、といった言葉の意味をある程度明確にできる。

 

出てくる重要キーワードは

「つめたい竜の涙」、

「竜胤の揺り籠」、

「二つの蛇柿」である。

 

揺り籠が母体を指すことは文章から想像がつくが、その前に竜胤の御子が涙を飲むことになっているため前後がやや混乱する。

 

ここで「冷たい」で良いはずのところをあえて「つめたい」となっている点に着目すると、これを足掛かりに別の方向へ解釈を進めることもできる。

 

考察が発展する有力な候補のひとつは「詰めたい」である。

 

黒は転じて生を成す

竜胤を供物に乞い給え

 

黒の巻物の記載は、不要な改行を除くと「転生を成す竜胤を…」とも読める。

 

これを元に、ある女性に、いずれ産まれる我が子(御子)の肉体に詰めたい竜がいると仮定して、

その「涙」を飲むことで竜の転生となる御子を生む母(揺り籠)となれると考えると、時系列の前後しない文章となる。

 

この解釈で再整理すると以下となる。

 

1.母親候補が竜の涙を飲み竜胤の血の所持者(竜胤の揺り籠)となる

2.その母親候補が更に蛇柿を食べる

3.その母親候補が子を宿し出産する

4.竜の魂を詰められた「竜胤の」御子が誕生する

 

そして「帰郷」は叶うのである。

 

竜胤の御子が傷を負わない肉体を持つのも、この特殊な手間をかけ竜の力を宿した存在だからと考えると納得がいく。

 

即ち竜胤とは「人に転生する直前の、竜の胤(たね)」と呼ぶべき存在と推定される。

 

またつめたい竜を選べるように見えることから、桜竜以外に竜がいる可能性の示唆でもある。

 

我が血と共に、生きてくれ

 

仙峯寺の御子は桜雫(竜の涙と違いはないと予想)を得ることによって回生を与える力を持つことから、自分の血を分けた将来の子(=竜胤の御子)と共に生きる従者の任命、回生の授与は母候補である揺り籠の能力と推定される。

 

 

九郎も従者任命を行ったことから平田屋敷の時点で竜の涙雫を飲んでいるはずであり、少なくとも竜胤の血が流れる「揺り籠」であることは間違いない。

(九郎が自称の通り竜胤の御子であるかは少々怪しい)

 

不死の契りを、俺と結べ

 

弦一郎が望んだのは揺り籠との婚姻であり、出産つまり「不死の契り」により葦名の跡継ぎを不死身の竜胤の御子とすることで、無敵の葦名家を創りたかったのではと思われる。

 

 

なおこの母親候補は誰でも良い訳ではなく、一部の血筋の者だけが資格を持つように見える。

それが「変若の御子たち」である。

そこから考えると、九郎は少なくとも竜胤を持つ変若の御子ではあるだろう。

 

 

 

 

竜胤システムの構成

 

彼の女衆は、いにしえの淤加美の一族の末裔

 

変若の御子たちは宮から降りた天女の血筋ではあるが、彼女たちの竜胤製造をサポートするためだけに「蛇柿」という超自然的なアイテムが地上で作られているように見える。

 

蛇柿は落ち谷下流で水を飲み生物を食らう白蛇の胎内に作られる。

そしてその上流には宮から流れ着く「ぬしの色鯉」の死骸がある。

 

天から落ちた色鯉から流れる赤い成分が食物連鎖で蛇柿に繋がっていると仮定すると、ぬしの世話係からぬしの色鯉、ぬしの白蛇までが同じ目的で接続されるのである。

 

ぬしとは、土地神

 

つまり彼らは「ぬし」の所有物であり、

蛇柿、ひいては竜胤の御子の作成こそ「ぬし」の意思だと解釈できる。

 

 

魚類の生食からの感染、大型捕食者の生体濃縮、に加えて

赤目はおそらくカタツムリの寄生虫のように白蛇に食べられやすくなるよう目立つために赤目となる中間宿主なのだろうと想定される。

 

神々の意思ではあるが、寄生と濃縮のシステムはすべて自然のままの構造となっていることが伺える。

 

 

ぬしは常しえだが、死ぬと髭が抜ける

 

全体で一つのシステムのため、鯉も蛇も死ぬ前提だが交代が常に補充されるはずである。

世話係さえもそうなのかもしれない。

ぬしの白髭が白蛇の元となる可能性もある。

 

なお「ぬしの力」は赤い色素を持つ形なきエネルギーと思われるが、赤成り玉や寺に見られる小さな赤い線虫がその化身である可能性も否定できない。

 

 

 

 

 

竜胤の目的について

 

淤加美の血族たちは土地神のサポートのもと、竜胤をつくるために地上に降り、なぜか再び帰郷しようとするように見える。

 

淤加美の行動に地上侵略の意志は見えない。

これらの前提から例の掛軸を見直してみる。

 

 

この掛軸は天から淤加美が来襲した図ではなく、天から淤加美、地から葦名侍の挟み撃ちの図と見ると

竜の涙を欲するオカミ、あやかしを倒そうとする葦名衆、の構図にぴたりと嵌るのである。

 

つまり中央の雷雲こそがあやかし、「神鳴る竜」である。

 

揺り籠の命果てず、御子を宿さば、

西への帰郷は叶うだろう

 

オカミの目的は、天空の仙郷、寺の上人や御子が仏教用語である西方浄土から「西」と呼ぶ地点への「竜の帰郷」であると想像される。

つまり地上に逃げた竜を、胎内に捕らえ天へと持ち帰る捕獲ミッションなのである。

 

まるでUF○キャッチャーのようなその役割のため、揺り籠は蜥蜴の冬眠を促すような冷凍体温となるのだと考察する。

 

 

かつて葦名に降りた神鳴る竜はどうなったのか。

考察に沿うならば「いにしえ」のストーリーは以下のようであったと想像される。

 

 

葦名の地へ落ちた神鳴り竜を追った八尾比丘尼は

現地の武士たちに天から来た者であると告げ、協力ののち拝涙を果たし竜を封じた。

 

得た雫を飲んだ比丘尼は揺り籠となり、輿入れの準備も兼ね水生村に身を休める。

 

二つの蛇柿をも食した彼女は、やがて無事に子を宿す。

いずれ共に天へ帰らねばならない運命の竜胤の御子、不死身の雷竜の転生体。

 

彼女はその娘に、巴と名付ける。

 

そして輿入れの日、幼い巴や他に生まれた変若の御子たちと共に、天女は天へと帰っていった。

 

 

ただひとり、その後の「葦名の変若の御子たち」の祖となる赤子を残して。

 

 

 

 

 

青錆びの毒は、いにしえの戦で

人ならぬ、淤加美の女武者らを退けたという

その血筋に連なる者にもまた、有効だろう

 

これも改行と読点で分かり難くしてあるが、

対象は「人ならぬ」「女武者」ではなく

「人ならぬ~退けたという、その(竜の)血筋」「(それ)に連なる者」である。

 

おそらく比丘尼の子孫は飲んだ涙をとおして雷竜由来の竜胤の血を引いてしまったため、青錆びの毒が効いてしまうものとみられる。

ちなみに錆び丸の覚書は、同じ文章が途中で途切れているのである。

 

常しえに砕けることも、錆びることも無い

神なる竜の恩寵を受けるがゆえだ

 

神鳴り竜は青色や錆と因縁があるようである。

 

 

 

神鳴りも、しばらくならば抑えられよう

 

神鳴り(雷)竜攻略として、うな胆の効力を武士たちに伝えたのは比丘尼なのだろう。

破戒僧のジャンプ攻撃、長い滞空から鋭く打ち放つ動きは雷返しで習得した技なのかもしれない。

 

 

なお拝涙には不死斬りが必要だが、赤を抜ける不死の持ち主がいたか、黒を使ったかはまだ判然としない。

(あるいはそのために蟲を憑けた可能性もある?)

 

 

 

武者侍りほか、葦名各地に見られる信仰の封じ箱は「竜封じの輿入れ」を模しており、帰郷の解釈を補強するように思われる。

 

 

西へ…。神なる竜の故郷へと…

(変若の御子)

 

竜は貴く、水もまた貴い。具体的に竜胤や不死の知識はなくとも、その思いは葦名の民に古い信仰として残されているように思われる。

 

 


 

長くなってしまったので、残された子供である「水生のお凛」の運命については今後の考察にて。

 

参考:

羽衣伝説 - wikipedia

トヨウケビメ - wikipedia

 

関連記事:

【隻狼】新隻狼考察①_巴の一族と水生村の事件

【隻狼】新隻狼考察②_ぬしの竜胤

【隻狼】新隻狼考察③_大忍び梟の軌跡





ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[1回]

PR

 

「川沿いにさかのぼった先、水源に近いお社にいらっしゃるぞ」

このセリフがずっと気になっていました。

 

なぜ「遡った」が、ひらがな表記なのか。

 

そして「実は『坂登った先』つまり川の逆方向を指す台詞では?」と気づいた途端、

 

・破戒の僧こそ仏敵の名に相応しいこと

・ミヤコビトのスカウトは宮の貴人の意志であろうこと

・「二階から入れる建物」は逆であること

 

いろいろな点で辻褄が合ってしまうことにも気付き、同時に隻狼の世界が急に広がった気がしました。

 

 

明らかに意図的に「ひらがなを仕込んで」あるならここだけではないはずで、

独特のどこか不自然ともいえる文章の端々、

「義父」「ぬし」「御子」など、複数の意味で読める単語の数々、

そこには日本語のダブルミーニングや思い込み・引っ掛けを駆使した、隠された要素がテクニカルに混ぜこまれている可能性があるのでは?

 

その観点で台詞や文章を見直すと、謎解きの材料として用意されたいくつかが見えてきた気がしました。

 

 

以下は隻狼のテキストとセリフを中心に「何かが隠されている」観点で読み直しを図り妄想で補う、純粋な意味での考察とはいえないかもしれない隻狼考察です。

 

こんな風に読んだ人もいたんだ程度で流し読みいただければ幸いです。

 

 

 


 

 

巴の『一族』

 

お宿りは吉兆ぞ

かぐわしく、輿入れ奉ろう

 

源の宮にいる「ぬしの世話係」と老婆A、老婆Bは家族であることはイベントから明らかであるが、

宮では逆に異質といえる普通の外観をした彼女ら(とその父)は水生村から輿入れしてきたのだろうと考えられる。

 

しかし仮に「偶然のお宿り石だけで輿入れしてきた」(そもそもそれが出来るか不明だが)とすると家族三人だけというのは不自然で、「源の香を家族で纏った」という方が流れとしては自然である。

 

しかしモブ以上のパワーを持たなそうな彼らに不死斬りと御子の血まで材料揃えられるのか…というと厳しそうだが、それを補える仮定がひとつある。

 

 

伝承知識とパワーとを兼ね備えたであろう、このお方が一家の「母」である場合である。

 

 

香気の石、葦名の底の村に祀られたり

身を投げねば、辿り着けようもなし

これで源の香気、揃うたり

 

淤加美の古文書によると過去に香リーチに辿り着いたオカミの末裔の人物がいることがわかる。

「身を投げる」については不明だが隻狼のように飛び降りなければ着けない立地の村とはそもそも考えにくく、

山麓の「村の一員になった(身を投じた)」と考えるべきところかもしれない。

 

破戒僧・八尾比丘尼がこの古文書の作者であり、かつて水生村に住み、やがて家族を持ち一家で輿入れした、と仮定すると

源の宮に異質な一家族だけが存在している結果に齟齬なく繋がる。

 

輿入れの岩戸を使う必要から彼女は神社の神主と結ばれ、そのため水生村の宗教模様は元々の神道のほか、比丘尼が持ち込んだ蛇、仏の信仰が加わり三つ巴になったのかもしれない。

そしてその婚姻は、仏の教徒からは確実に「破戒」と映る。それは彼女が破戒僧と呼ばれる理由に繋がる。

 

 

 

 

巴の一族は、かつて源の香気を集め、宮に至ったと言う

 

仮に「葦名一心の一族」とした場合、孫の葦名弦一郎を一族に含むのは不自然ではない。

同様に「かつて輿入れした巴の一族」とは、巴の「種族」「民族」以外に「家族」であったと読むこともできるはずで、

 

巴は、破戒僧こと八尾比丘尼を母とする、水生村生まれの娘であり

幼少期に父、母、姉妹の家族と共に水生村から五人で輿入れした可能性にも発展して考えることもできる。

 

オカミの血を引くとはいえ宮にいる姉妹が一般人老婆の姿であることから、巴の外観も通常の女性姿であったのだろう。

 

 

 

 

丈と巴

 

普通に考えれば丈と巴は仙郷から同時に降りてきた竜胤の御子と従者であるが、

良く読めばそうとは限らないと考えられるように思われる。

 

その遣い手は、

浮き舟を渡り、葦名に舞い降りた

名を、巴と言う

 

浮き舟テキストで名言されているのはなぜか巴だけである。

 

この枝に、かつて咲いていた花を眺め、

丈は仙郷に想いをはせたのだろう

 

丈については仙郷を想像していたというだけで、仙郷から来たという点は巧みに明言を避けているようにみえる。

 

丈が仙郷の名残として持ち帰り、

接いで咲かせた花である

 

こちらも仙郷から持ち帰ったとは書いていない。

仙郷の名残りとして咲いていた地上の桜を城に持ち帰って接いだとしても通じる。

予想としては水生村の桜である。(八尾比丘尼は源の香の材料は全て持っていたのだ。)

 

 

香炉の上で、丈様が刀で腕を斬っておられた

 

このあと巴が丈に説明していることから、丈が巴の腕を切っていたと読んでも矛盾はない。

傷が塞がる、つまり先代の竜胤の御子とは巴であったことが示されている。

 

つまり巴は幼少期に母である破戒僧、八尾比丘尼とともに輿入れし、源の宮で剣術修行ののちに再度地上に降りた「竜胤の御子」だったと考えられる。

その後の二度目の輿入れは、彼女にとって「帰郷」だったのである。

 

余談だがこの作者はいわゆるニセ神主となったと想像される。巴の実家を占拠していることのほか、京の水の匂いに反応したのは、源の香の匂いや宮の情報を二人に仕えることで知ったからだろう。(巴の二度目の輿入れには置いていかれた模様)

 

 

 

 

かつての竜胤の御子、丈が記したもののようだ

 

竜胤の御子と、丈が記したものである。

香花の手記の「巴の~」の部分は丈による記載で、

「あの白い~」は、かつて見た経験を伺わせるので過去に輿入れ経験のある巴の記載部分だろう。

 

 

しかし丈は城内に部屋を持つ葦名公認の「先代の御子」ではある。

竜胤の御子でないならば、何の御子であるのか。

 

葦名城の一等地に居を構えるという事実からは、先代の殿の御子、即ち葦名一心の子であったいう仮定が自然ではないだろうか。

 

巴は一心に出会ったのち、その若殿に仕えたのだろう。

 

(なお浮き舟渡りと伝承された移動手段は、浮き鮒、つまりぬしの色鯉の死骸に乗り込んで宮から地上へ降りたものと予想する。)

 

 

 

 

水生村に何が起こったか

 

水生村は複数の出来事が中心の出来事の上に層を成すように覆い被さっており、そのままでは考察が容易でない環境にある。

 

そのため1枚ずつヴェールを剥がしていくことを試みる。

 

己がもう狂っている

それを悟り、男は一人、森奥へ消えた

 

・水中の死体は?

 

 

水中の大量の死体を観察するとすべて足を開き、尻方向から強い力で水底に押し込まれている。

水中の出来事という観点からも、これは首無しが尻子玉を抜き続けたのだと想像するのが正しいように思われる。

死んでも生き返り同じ行動を繰り返す、謎の無限ループが発生したのである。

さすがにおかしいと感じ、首無しは村を脱出し森を彷徨っていたのだろうことがこのテキストから推測される。

 

 

・大量の卒塔婆は?

 

 

清宝寿院 妙醐日光大姉 也

おそらくすべてこの名が入っている。

 

「姉」を用いるのは女性の戒名または僧侶名であり、この村に無限に発生する新たな死体にこまめに卒塔婆を供えられる、常駐の女性僧侶は一人しか該当しない。

かつてこの村の宗教者であった、破戒僧の幻影の手によるものと推測しても良いように思える。

 

 

・ナメクジのような魚は?

隻狼に登場するナメクジのようなものは他に二種類、貴い餌、まこと貴い餌が形状が近い。

 

若さを吸うという理屈を超えた能力を持つ宮の住人は、何らかの手段を用いて御霊をナメクジに変容する手段を持っていて

白ナメクジも「餌」、源の宮で用いられる生物に変えられているのではないだろうか。

 

すなわち偽の神主である貴人の謀により、無限に死なない村人を利用したぬしの餌の無限養殖場とされていたのである。

 

籠被りの正助がいう「火を怖がる」「水を求める」姿は、単に乾燥を嫌うナメクジ化の途中段階を指すものであったのだろう。

おそらく水を飲んだからどうということではなく、初対面の時点から実はおかしいのである

村の現状を維持するために余所者を排する、それも呪いによる強制行動の一端と考えられる。

 

 

・血染めの布は?

 

 

「陣左のおくるみ地蔵」を所持していた水生のお凛の服装は時間経過を感じさせるものではなく、地蔵の布地も同様と予想される。

つまり数年単位を経ると変色して桜色→赤色となる染め物なのだ。

 

すなわち時間経過の前、昔は綺麗な桜色だった数々の布旗で村は飾られたままでなのであり、源の宮を思わせる祭礼の日のような姿であったことが想像される。

 

 

 

 

 

 

霧の中

 

村の入口にあたる森の中は霧に包まれ、ゴーストのような姿の人々が見られる。

これはニセ神主である霧ごもりの貴人による「振る舞い酒の酒宴」に囚われた人々の魂とみられ、この酒宴の中でナメクジ化が進行するものと思われる。

たまに酔っ払いの声が聞こえるのは気のせいではないのである。

 

 

 

霧籠りは僧侶の吊るされた僧院のような建物内にいるが、倒すと霧が晴れる。

では霧は貴人の技かというと、そうではない。宮に辿り着けば分かるが、あの厄介な幻影の霧は、破戒僧の技である。

 

哀れな村を騒がせる僧も忍びも貴人も追い出し、幻影の霧でくるんだのは村に愛着を持つ破戒僧・八尾比丘尼であった、という推測も成り立つ。

 

幻の牢として貴人を捕らえ続ける村外れの庵は、八尾比丘尼が村に馴染む段階で棲み家にしていたかつての尼寺の姿の再現なのかもしれない。

 

 

 

 

 

月光の剣

 

残った問題、つまり水生村の問題の中心にあるのは「無限に復活する村人」である。

良く観察すると村人たちは山菜を採ったり畑を耕したり、建物を覗いていたり「ある日常の瞬間」を繰り返しているのがわかる。

 

隻狼において、死人が黄泉還る方法は回生のほかただひとつしかない。

黒の不死斬り、開門の呪いである。

 

かの一心でも「憐れな孫の最期の願い」に逆らえなかったのと同様、復活した村人は誰かの「願い」によって日常を繰り返さざるを得ない状況に陥っているのではないだろうか。

一心戦と同じような満月の存在が、その可能性を補強するようにも思われる。

 

開門の条件は弦一郎の挙動から予想するしかないが、

・竜胤で血刀すること

・持ち主が強い願いを持って死ぬこと

は少なくとも必要と思われる。

 

平和だった水生村で、開門が竜胤を傷付けるような事件はあり得ない…ようにみえるが、ひとつの可能性がある。

それは源の香の作成である。

 

 

仙郷へ帰る道は、どうやら叶わぬ

せめて竜胤を断ち、人に返して差し上げたい

 

オープニングムービーで一瞬見えるが、巴の知人であった一心は開門を持っていた。

そして上記テキストにあるとおり、巴の優先順位は再度の輿入れが最優先である。

 

人返りには赤の不死斬りが必要かもしれないが、香の作成に必要なのは御子の血であるため、開門でも源の香の作成は可能なはずである。

 

そして御子の血がクリアできるならあとは花と「お宿り石」であり、自然現象である石はどのような知恵と力を駆使しても待つしか手はない。

この手記を記載した時点では諦めつつあったが、もしその後にお宿り石が手に入ったとすると、巴はどのような行動を取るだろうか。

 

 

ここまでの考察からは、以下のような「事件」が浮かび上がってくる。

 

 

隻狼の不死断ちの十数年前、

一心の国盗りからは数年後。

 

水生村の祭礼の日、岩戸の社。

その日に源の宮へ帰郷の輿入れをする巴の元へ、一心や丈など知己が集まる。

 

諦めていたお宿り石は、手に入った。

赤の不死斬りは、手元にはない。

 

巴に近い誰かが、源の香の材料「竜胤の血」の採取のため

黒の不死斬り「開門」で巴の身体を傷つける。

 

突然、殺意を持った何者かが乱入し、開門を持っていた「誰か」を殺害する。

何事かと覗き込む村人たち。

 

竜胤の血で血刀すること、

自身が生命を落とすこと、

被害者は偶然にも開門の両条件を満たしたため、

無意識の最期の願いが成就する。

 

「平和な村人たちの生活は、

永遠に今のままであるように」

 

祈りは呪いとなり、村人たちは死ねずの身となった。

 

 

 

被害者はこのあたりで足跡が途絶え、今では墓のみが残る丈か、加害者は凶器を持った片腕を斬られたという「飛び猿」か、

誰がどの役割を果たしたか、が今後の考察のテーマのひとつとなる。

 

事件の現場と想定した場所に残されていたこの片腕の男の像は、

少なくともここで何らかの騒乱があったことを示すものと考える。

 

 

 

今回の破戒僧の立場の想像、およびこの「事件」の存在を仮定することは、

隻狼における他の多くの謎について驚くほど様々な考察、特に人の動きの理由付けにつながった。

梟が平田屋敷を襲った理由もそのひとつである。

 

今後の考察で、順を追ってまとめていきたい。

 

 

関連記事:

【隻狼】新隻狼考察①_巴の一族と水生村の事件

【隻狼】新隻狼考察②_ぬしの竜胤

【隻狼】新隻狼考察③_大忍び梟の軌跡

【隻狼】新隻狼考察④_誰が為の葦名

【隻狼】新隻狼考察⑤_獅子猿の主

【隻狼】新隻狼考察⑥_お凛の足跡

【隻狼】新隻狼考察⑦_作左と弦一郎





ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[9回]

今回はユグドの砂漠砂漠地帯である湖都から、離島である精霊島、炎の九領について。

 

メインストーリー:本編

チェインストーリー:CS

キャラクエ:CQ

その他イベント:EV

 

 

勢力別考察:「湖都」

賢者の塔と海に挟まれた土地、遺跡とオアシスが点在するユグド大陸の砂漠地帯を治める国家。

「湖都」は地域名であり、かつ最も大きなオアシスに隣接した首都を指す言葉でもある。

 

種族は人間が中心であるが、音楽や演芸の盛んな土地であることから演者を志望する土妖精・火妖精・森妖精や鬼や魔神までが集う。

宗教の力が比較的強い土地で、同じ人間種でも以下のような民族に分かれている。

■「竜の民」:アシュリナが治める湖都の住民の大半が属し、「砂漠の守護者」と呼ばれる2頭の竜を崇める民族。王は竜に認められる必要があるとされる。

竜の血を引くという少数民族である「守護者の眷属」や、竜崇拝が行き過ぎた狂信者の集団「竜教団」も存在する。

■「黄金の民」:かつて竜に滅ぼされたと伝承に残る民族。竜の民に迫害を受けた過去があり、各地の隠れ里に暮らす。

「暁の守り手サナトビス」は古代遺跡「暁天の門」を護る一団。他に「三日月の一族」や「朔の一族」、また名前は不明だがビアルジャの歌を遺して殲滅された村も。

伝統的に演芸が盛んであり、単身で活躍する芸人や少数のチームのほか、「砂の薔薇」や「輝ける星屑」、「虎越屋」などの一座の形をとっているものもいる。

もうひとつの伝統として盗賊組織も活発な活動を行う土地であり、過去の大盗賊ビーアルジャーンなどは一般人にさえ愛される物語となっている。

 

点在する古代遺跡や遺物については宗教的な面のほか、学術的な側面から調査や保管にあたる者もある。

かつては合法的な奴隷制度が存在していたが、能臣であるカリファやアシュリナの先代である父王の遺志により壊滅した。(伝承篇アシュリナ篇)

湖都を治める女王アシュリナのほか、清濁併せ呑む豪商の自称「金貸し」フェトナー、湖都最大の劇場主である芸能界の重鎮スルターナ、「歌聖」ムジカなど女性のトップの姿が多い。

 

「インバラトゥーリヤ」がスルターナの劇場名とみられる(ムジカを専属としているのは「ボハイラ音楽堂」)。(EV:熱砂の叛都防衛戦)

 

湖都軍はカディルやシャクールが属する正規軍のほか、独立部隊として裏世界からの転向者を集めた「月の蠍」部隊や、高名な英雄が率いる「真砂の虎」部隊といった名が登場している。

盗賊団も「砂漠の狐」(カディルCQ)「狂蛇の牙」(EV:裏と表の竜都祭)など、組織名は何らかの比喩とされるのが湖都では一般的らしい。

 

ヒシャムの盗賊団は「悲しき笛」。(本編:エシャル篇第4章)

 

征服民と被征服民、正規の商売と裏取引、華やかな歌と踊りを愛する世界と盗賊・暗殺者の跋扈する闇の世界、という「表」と「裏」の様々な点での二面性が湖都の特徴といえる。

「砂漠に点在するオアシス」という地政上か個々の領主の独立意識も強く、そのため各界のバランスを維持する為政者の力量が非常に問われる土地といえるが、10年に一度の「竜湖祭」など種々の力が噛み合う際は他の地域を凌ぐエネルギーを発揮する。

 

 

 

 

 

 

勢力別考察:「精霊島」

謎の図書館を擁する大樹「世界樹」を中心とした大森林の島であり、森妖精が暮らす土地。

森妖精たちは数百年から数千年単位の長寿を誇り、積極的に人間に関わることはないが各族長には歴史の生き証人が揃っている。

特に世界樹に棲む「クロニクルを記す者」ユグドは、別格の存在として森妖精の間では親しみと共に半ば崇拝の対象とされている。

 

森妖精の共通点として、耳が長く金属装備を嫌うという特徴がある。また長寿であるためか子供は少ない。

選ばれた森妖精は「年代記の使徒」としてユグドに仕える立場となる。現在の使徒は海風のカルネロ。

 

マナの影響の強さからか、ポムの実など特殊な植物のほか、ユグド中のマナの循環に関わる門「聖域」など特殊な土地も。(トレランシアCQ)

 

 

「森妖精の四氏族」と呼ばれる各集落の族長と特徴は以下の通り。

■千河の集落:ラファーガ&ビエンタ父娘が治める、森妖精の中でも特に戦闘的な種族が棲む集落。大酒飲みが多い。ボディペイントを好む傾向にある?

■黄果の集落:ポテンシアが治める、争いを好まず、果実や動物など森の恵みを活かし生きる集落。特に絶品の果物と酒とは外地の商人たちにとって垂涎の的らしい。

■大樹の集落:アルボールを象徴として、成長に従いそれぞれ特定の植物と同化するという、他の森妖精とは明らかに異なる種族が棲む領域。植物は個人によって異なる。

■海風の集落:オルオレータが治める。特定の動物を祝福の守護獣として共に暮らし、自らの力とする種族が棲む集落。「大海の渡り手」と呼ばれる船乗りが多く、巨大船「方舟」の建造を行っている。

 

かつて海風と千河では領土問題を発端とする争いがあった。ラファーガとオルオレータがムジカをどう見ているかは不明。(CS「破壊と再生の組曲」)

 

野生の土地のように見えて、世界樹を中心に集落と森はかなり規則的に配置されている。

長らく排他性が強い土地であったが開明的になるべきであるという思想も近年新たに登場しており、島内での軋轢も生じつつある。

 

 

排他思想の実質トップであり裏の実力者、穢れの女帝ラウト。おとなしそうに見えて恐れられているらしい。(セレステ篇第五章)

 

 

海風の中でも守護獣と共に居ないものは「幻獣」の後継者とみられる。幻獣は始まりの森妖精の時代に存在。(本編:セレステ篇1章)

 

 

三部では更に謎の存在も登場。(本編:セレステ篇3章)

 

 

ユグドは「始まりの森妖精」と呼ばれるものの一人で、彼らは数万年単位の存在であるとも言われる。

ラシルの台詞からは少なくとも「金獅子」「銀狼」はその頃から受け継がれてきているものとみられる。(セレステ篇第5章)

 

なお森妖精と人間は混血が可能で、一例としてリンセがいる。耳の形が変わるらしい。

 

 

 

 

 

勢力別考察:「九領」

火山帯の島を9つの領域に分割し、常に互いに相争う戦国の土地。ユグド大陸の一部とされるが離島であり、行き来には船が必要。

住民は「鬼」と呼ばれる人間とは異なる種族で、二本の角と好戦的な性格の持ち主であり、その性質が終わらない戦国時代の主因とみられる。

 

精霊島のヴォルクリスは「オロチの地」の「鬼妖精」と呼称していた。(伝承篇ヨシツグ伝)

 

 

外部との戦争においては一致団結することもあり、内戦が落ち着くたびに精霊島を奪おうと定期的に攻め込んでいる。

その場合のリーダーとなる「筆頭」は全面戦争ではなく、特定の火山の噴火するとき、各領の代表(実績のある家臣)による「大宰御前試合」で決定される。

 

 

 

文化はいわゆる「和風」。郷土料理である芋汁のベスト作り方には、出身地ごとに引けないものがあるらしい。(SSRアマツCQ)

 

 

 

各領の特徴は以下の通り。

■第一領:「九領最強の鬼」、現在の筆頭であるシュザが治める領地。実力は一級で、サコンら荒武者のほか、チヨメら忍者もかなりの実力者揃い。

■第二領:病弱だが遣い手のヨシツグが治める領地。現場は弟のヨシカゲが代行。家格を二位まで高めたのはヨシツグであるとのこと。火山の名は「双輪」。

■第三領:「炎国一の弓取り」、武闘派女領主ズイハの治める土地。かつてがセミマルとその兄が領主候補だったが汚い手で?奪われた。(外伝「魔鬼動乱」)

■第四領:年若のオウシンが引き継いだ鎖国の地。「火鬼(ひおに)」が住む「四緒手(しおて)」火山、および九領の聖地である「火中の祠」を有する。硝子が特産。

■第五領:不明。第一部における「角研ぎの村」に相当している?火山は「五光」。

■第六領:ヨシノの実弟アキカゼの領地。温泉地であり、経済に長けた土地で言葉が関西弁に近い。九領の流通を握っており、また三種の神器を所持するなど影の実力を持つ。

■第七領:不明。火山は「七宝」。

■第八領:イザナミの治める「忌み地」で、カッパやテングといった九領独特の「妖怪」と共存。御前試合一回戦で第九領に負けたが、そもそも勢力争いに興味がない模様。

■第九領:ツル姫が護る領地。家格の低さから弱小の貧乏所帯であったが姫自身は誰にも負けない大望を持つ。なお前時代は最強剣士を保有していた。(EV「魔神ラザニル襲来!」)

 

他に自称「第十領主」として、独自の水軍を指揮するミシマの一団がある。

それぞれの領主には「家格」があり、御前試合の敗北や下克上の成否によっても取り潰されることだけはない模様。

九つの土地があるのではなく、「第一家格の領土=第一領」であり、九つの血筋がそれぞれ兵と領土を持っているというのが正しい認識なのかもしれない。

(アマツ篇11章で明かされた、九領誕生の歴史も関連?)

 

 

 

3部においては鬼や人間よりも遥かに長い寿命と独特の形質を持った「火鬼(ひおに)」という種族が火山内に住むことが判明した。(SSRヒトリCQ)

 

 

「チューニ」と呼ばれる一種独特の精神の発症の地でもあり、じわじわとケ者の大陸や精霊島にまで伝播しつつある。(アイリCQ)

 

 

冥府魔道流の奥義書が夜店で銅貨2枚であったことから、流通貨幣は聖王国と同じとみられる。

また「九領文字」と呼ばれる文字もあるが、書道などに用いられるもので普段使いではないらしい。(外伝「魔鬼動乱篇」)

 

「陰陽道」「呪術」と呼ばれる独特の魔法体系があり、過去の世代ではランショウ、現世代ではその弟子のアイリや四領のドウマなどが札と式神を使う。

また医療における「針」の存在や、宗教も社や寺のほか火山の巫女、シジマの所属する「武闘派教団」など僧侶の系統にも独特のものがある。

 

鬼と多種族の混血の例としては、クズノハがある(相手種族は不明)。

 

 

 

 

 

 

関連記事:

【CC】チェンクロ 過去イベントクエスト一覧表

【CC】世界考察①義勇軍、副都、聖都

【CC】世界考察②賢者の塔、迷宮山脈

【CC】世界考察③湖都、精霊島、九領

【CC】世界考察④大海、ケ者、罪の大陸

【CC】世界考察⑤薄命、鉄煙、年代記の大陸

 





ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

今回は真面目・マイペースから人格破綻者まで幅広い共演で高い人気を誇る『賢者の塔』と

こんな機会でもなければ全体を把握しがたい(失礼)『迷宮山脈』についての情報まとめです。

 

メインストーリー:本編

チェインストーリー:CS

キャラクエ:CQ

その他イベント:EV

 

 

勢力別考察:「賢者の塔」

ファンタジー系によくある賢者の塔のような孤高・辺境の印象は全くない、力の塔・生命の塔・運命の塔を中心に、魔法使いの教授・研究者たちによる施設群、さらに将来の魔導師を育成するための巨大な魔法学園、さらにそれら研究者や職員や学生たちをターゲットとして成立した(と思われる)近隣商圏からなる一大学究都市。

 

関係者は人間種のみで、強大な力を扱う性質上か、他国とは中立の関係にある模様。塔自体は初代賢者により建られた。(トリスメギストスCQ)

 

莫大であろう運営の資金源は不明。魔法武具の売却や、学生からは学費を徴収している描写はある。(外伝「学園祭へようこそ」)

錬金術などの可能性も否定できないが、教授が設備に自腹を切り、それを知った学生が資金集めに奮闘するシナリオもあり無尽蔵ではなさそう。(EV「賢者の塔の激走祭!」)

地下には物置兼ダンジョンがあり、マナの再利用設備や大魔法陣がある。魔法兵団師団長たちの昇進試験に使われたという話も。

 

三部では迷宮山脈も学生の遠征授業などによく利用されている。(ゼルマCQ)

 

魔法を中心に霊魂やゾンビや未来視といったものもマナを絡めて理論的・唯物的に捉える傾向が強く、宗教色は薄い。

そのためか実験魔獣の暴走や人体改造の裏研究、人造人間(ゴーレム)の自我といった倫理的な問題も結構な頻度で発生する。

 

教授たちは「植物学」「天文学」「数学」、果ては「カガク」など様々なアプローチで助手や学生たちとマナ・魔法の研究に挑んでいる。

教授は1ツ星というランクから始まり、三賢者によって星を授与されることで昇格を果たす。各教授のランクは以下。

■一ツ星:パルマー、レイリーなど

■二ツ星:シャーリー、ヨナ、バスチアン(クロテッドのお父さん)など

■三ツ星:メラヒム、オリアーナ(元)、リゲルなど

イザヤとフィリアナは三部時点で三ツ星に昇格したとのこと。

ベラ、エステバンは不明。

 

「魔法学園」はかなり大規模な学校であるようで、中流~上流家庭の子女が学費を収めて全寮制の施設に在学している。

学園施設自体は割と開放的なようで、学食や購買は近隣住民の利用も可能、学園祭などの開放イベントもある。

 

学食のほか、寮にも食堂があるらしい。(カーリンSP)

 

生徒は初等科ののち、普通科に進学、更に進路や学力などにより中途から特科クラスに移る。卒業間近になると「卒業候補生」と呼ばれる。

(外伝「学園祭へようこそ」にてカレンが「中等部」という発言をしているが、普通科を指すものかは不明。)

 

現在、存在が明らかな特科クラスは以下のとおり。

■戦技特科(名称不明):アリーチェ篇1章のフィリアナの説明に登場。魔法兵団を目指す道らしい。

■生命学特科(名称不明):同上。生命の塔の研究者を目指す道とのこと。

■『ヴリル』:成績優秀、かつ家柄の良い生徒のみが集まるクラスで、おそらく学園最上級。かつてのフィリアナ姉妹と、アリーチェ篇ではその従姉妹のフォルテナータが在籍。

■『フロス』:フィリアナが新規に立ち上げたクラス。目的は特殊な能力を持った人材の個性を伸ばすこと、と定義している。

■『フラム』:アルドラがかつて持っていた実践魔導戦技特科クラス。アルドラが去った後は不明だが、これが前述の戦技特科の可能性もある。現師団長2人を輩出。(伝承篇「魔法兵団学生伝Ⅲ」)

 

「魔法兵団」は賢者の塔が組織した軍事組織。マハトという傭兵団が原型となっており、黒の軍勢との戦闘、治安維持や要請に応じた派遣などに用いられている。(伝承篇「魔法兵団学生伝Ⅲ」)

トップは「力の賢者」メルティオールで、配下の各師団の内訳は以下のとおり。なお師団長・隊長の中核は学生時代からの付き合いで、よく飲みに行く仲。

■第一師団:ヴェルナーを中心とした炎魔法系統。隊長:エフィメラ・フェブリア、兵団員:シューレなど。

■第二師団:カティア率いる冷気魔法系統。隊長:クラウス・ユニ、兵団員:エールイ、フィオナなど。

 

身体に刻み様々な負担と引き換えに能力を得る「刻印」は、「制式」(第1次・第2次)と呼ばれる型、「甲型」「乙型」と呼ばれる型が別系統にある。

例としてヴェルナーは制式第1次、シューレは第2次。ユニは甲型、アリーチェたちは乙型。

 

 

 

 

 

勢力別考察:「迷宮山脈」

人里離れた雪深い山地と、自然洞窟と長年の採掘による「坑道」で形成された長大な洞窟が特徴。

料理が得意といわれる火妖精と、採掘と鍛冶が得意な土妖精が共生する。

工房や技術に惹かれた一部の人間には、土妖精の集落に間借りしているものもいる。

 

「魔石」など貴重な鉱石を産出することで知られ、同時に高い精製・加工技術を持つ土妖精の生産物は武器や装飾など様々な面で高い人気を誇るが

基本的には閉鎖的な空間かつ積極的に外部と接触しようとしない(商人など例外はいる)種族であるため、入手や技術供与には多少の努力が必要な模様。

弓嫌いなど頑固な面はあるが、技術は伝統的なだけではなく工夫による改良を重ねており、第二部でユグドに伝来した「鉄砲」の自作を始めたものなども近年現れている。(LEシェダCQ)

 

人と見間違えるほどのゴーレムの身体を作る技術を持つ者も。(オネットCQ)

 

土妖精は短身矮躯の人間型で高い腕力が特徴。男性は若い頃から老成した外見となり、女性は逆に若い姿のままであるため、絶対的にも相対的にも年齢不詳。

火妖精は小型のケモノのような姿をしており、男女の区別はおそらくない(性格は男性の青年相当のみ)。こちらも外見から年齢は推し量れない。

 

火妖精・土妖精の間に血縁関係は持てないように思われるが、両者の性質を持った「チワ」が存在するため否定はできない。(チワCQ)

 

登場した迷宮山脈の集落は以下の通り。迷宮の名の通り、自分たちでもどこにどれだけあるかは把握しきれていないらしい。(第一部より)

■東北東:オルガが族長。迷宮の入り口近くにあり、土妖精の窓口のような立場で交渉などを行っている。義勇軍が最初に出会い、土妖精代表で円卓にも出席。ドドガルが所属。

■東北:最大最強の土妖精バルドルが族長。ジャンダル、エルダなど戦闘に秀でた土妖精が多いが閉鎖的。

■東東南東:ラブラが族長。手先の器用さでは迷宮山脈の中でも随一で、開放的な族長の働きにより生産物は聖王国や賢者の塔にも出荷しているとのこと。

■東南東:マリーダの親が治める集落として名前のみ登場。

■東北西:モルバが亡くなった父から族長を継いだ集落。

■東南南東:族長は不明。オルガCQで名前が登場した。採掘師がいるとのこと。

 

坑道奥地で常駐の採掘者がキャンプのような小集落を築いている(?)「深層」や、土妖精から離れることを選んだ一部の火妖精を集めてロロが作った集落などもある。

また氏族に属さず、坑道内を回り癒やしと祈りを捧げて暮らす「巡回者」というグループも存在する(トーガCQ)。各氏族の呼びかけに応じ、宗教的な部分を担っているとみられる。

 

寒さは雪の精霊のためと言われているが詳細は不明。地の精霊はイベントに登場する。(CS「地脈荒れて」)

 

 

 

次回は湖都、精霊島、炎の九領の情報をまとめてみます。

 

 

 

関連記事:

【CC】世界考察①義勇軍、副都、聖都

【CC】世界考察②賢者の塔、迷宮山脈

【CC】世界考察③湖都、精霊島、九領





ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

長年蓄積されたそのシナリオ量から、世界観についてもシンプルなようでいて奥深い魅力を持つチェインクロニクルの世界観。

本編・キャラクエ・外伝やイベントなどから読み取れる、各地域の情報を(主に自分の整理用として)可能な限りまとめてみたいと思います。

 

※過去イベントはすべてゲーム中のMENU > その他 > シナリオ一覧 から読めます。

 

・2019.6.24 伝承篇ユリアナ伝公開に伴い聖騎士団関連の情報を追記。

・2020.11.15 三部完結に伴い盟主関連の情報修正を追記。

 

メインストーリー:本編

チェインストーリー:CS

キャラクエ:CQ

その他イベント:EV

 

 

 

ユグド大陸全体について

第一部および第三部の主な舞台となる大陸。

チェインクロニクルの世界には世界全図が存在せず、そもそも世界が球形であるか平面であるかも不明確であるため「最果ての大陸」と呼ばれる所以は不明。

円環の世界の終わりと始まりを繋ぐといわれる「大神殿」「十七聖人」を要するところから、はじまりの大陸とも呼ばれる。

「古代魔法文明の滅亡」の時代を経て現在に至るという情報もある。(SSRリリスCQほか)

 

主人公たちの移動を見ると、端から端まで徒歩で何年という世界ではないようなので(単にRPGのお約束かもしれないが)超広大な大陸ではないと思われるが温暖地帯のほかに砂漠地帯、火山地帯、寒冷地帯、密林地帯とバリエーションに富んだ地形と多彩な文化がある。

 

地域間の文化的交流はあまり盛んではなかったが、「聖王」の承認、および義勇軍が大陸中を駆けまわり協力体制を結んで以降は交流が活発化した模様。

 

「マナ」と呼ばれる不可視の力(魔法のベースエネルギー。住人には常識的な存在であり、また全世界共通)で覆われている。

 

人間のほか、火妖精、土妖精(いわゆるドワーフ的存在)、森妖精(いわゆるエルフ的存在)、鬼、火鬼などの種族、およびゴブリンなどの各種モンスターも棲息。

 

宗教については最大勢力である「王都」周辺では神殿・教会を中心にした聖人信仰が盛んであり、砂漠地帯では竜信仰が伝統的に行われている。

「迷宮山脈」でも独自の山岳信仰のようなものがあり、「炎の九領」においては神社、神主・巫女および寺院・僧などの存在が確認できる。

 

言語はほぼ(種族・年代を問わず)共通語を話しているものと思われるが、砂漠の遺跡などでは古代独特の文字がみられる。

 

第二部では周辺地域・大陸を主人公たちが旅することになるが、魔神などは常にその他の大陸から来襲するのでこれまでの舞台は世界のごく一部とみられる。

 

大陸名の由来は明確に語られてはいないが、精霊島の巨木に棲む管理者「ユグド」(ラシル)に由来か。

 

逆さにした日本列島に似ていなくもない。九領領主や精霊島四氏族は偶然の一致?

 

ユグド大陸の農産物や海産物はお馴染みのものが多く、リンゴ、トマトなどはそのままの名称でシナリオにも登場し、それら野菜を利用したシチューや、加工品としてチョコレートまで存在する。

(「スタミナの実」などの特殊な植物もある?)

家畜についてはあまり明らかになっていないが、乗用や運搬用に「馬」の使用、「鶏」の飼育、

また食料として?飼育される「ブタ」は劇中に登場した。

 

「時・分・秒」や「年・月・日」の単位は地球と同じとみられるが、元号や月名は不明。

流通貨幣は金貨、銀貨、銅貨が確認される。

 

 

 

勢力別考察:「義勇軍」

チェインクロニクルの物語は、「黒の軍勢」の侵攻がユグドを蝕み、対抗主戦力であったはずの聖王国軍が敗北したという絶望のタイミングにおいて

主人公とピリカが(その後の中核メンバーとなる)カイン、ミシディア、マリナらと暗黒の時代に光を掴むべく旗揚げした小グループの結成直後とみられるシーンから始まる。(第一部)

 

やがて(すぐに?)強大過ぎる力を秘めた謎の本「クロニクル」を持つ少女フィーナと出会い、黒の軍勢に対抗すべくユグド中を旅するうちに

各地の有力者の協力を得ることに成功、また雪ダルマ式に各地の戦士や英雄を取り込みやがて強力な旅団となったのが「義勇軍」である。

 

第一部終了時点でも少なくとも百人前後の加入者が予想されるが、船舶での移動や野営の描写、また各組織長や王族なども参加していることを考えると

おそらく全員が一斉に集合することは稀で(最終決戦くらい)、普段は意思決定や外交または特に重要な活動を行うコアメンバー+スポット参戦メンバー

おおまかには一緒に移動し、会戦などには参加する大勢の旅団メンバー、および地元にあって補給や情報収集・経済面で支援するいわば「在宅義勇軍」が存在していたのではと想像される。

全員が在宅ではない例としてトーマスやアントンなどは「騎士団に入団してすぐ、義勇軍に入れられました(なので騎士団の世話にあまりなっていない)」旨の発言がある。(外伝「聖王継承」第6話)

 

そういった意味では「義勇軍」というのは所属を示すというよりも「肩書き」、いわゆる「絆」の存在を示した言葉として用いられるのかもしれない。

ゲーム内において「義勇軍」所属とされるのは、上記のコアメンバー+第二部で加わった「ペイシェ」のみであり、ある種の特別名誉を感じさせる。

 

固有の拠点やパトロンとなる組織を持たず、故に自由ではあるが常時金欠であり、主食が芋ばかりであったという証言も複数確認される。

黒の軍勢との華々しい戦闘ばかりでなく、商人にアルバイトを紹介してもらうという地道な活動も赤裸々にシナリオ中で語られる。

 

なお隊長がアルバイトするレベルの経済観念である割に、所属員にはそこそこの給与が支払われている。(「学園祭へようこそ」第5話)

 

所属するのは一騎当千の英雄ばかりと思われがちだが、「義勇軍所属の一般兵士」の存在も確認できる。(スティッチアCQ、リンセCQほか)

 

 

 

勢力別考察:「副都」

ユグド随一の大国である「聖王国」の大都市。首都であった「王都」陥落後、黒の軍勢との戦争の最前線となった。

聖都が(見た目には)武と聖に方向性が統一された都市であるのとは対照的に、商工業が盛んで賑やか、娯楽も暗部も豊富な人間的カオスが存在する街として描かれる。

また壁周辺にスラムが存在する一方、シェアラやベルナデットなど資産家も在住しており貧富の差は大きい。

 

都市が公的に所有する軍人はいないが多くの同業者組合(ギルド)が存在し、戦士や魔法使いギルドのほか、縫製業や飲食業、暗殺者までも義勇軍にプロの力を提供しており、多彩な得意分野があるのが特徴となっている。

 

宗教色はあまり強くない(教会や僧侶は存在する)。流れ者が集う街でもあり、一時期の剣聖テレサを筆頭に(テレサは敗北>収監>脱獄を経ているが)王都陥落後の敗残兵たちも副都所属となっている。

ギルド単位での自治権が強いとみられるがギルド同盟議会が存在しており、選出方法は不明であるが「議長」が全体の意思決定を行うトップとなっている。

 

公的機関と思われる活動として「副都防衛委員会」の運営などが確認される。

 

また軍は持たないが市街を囲む巨大な「壁」を持っており、黒の軍勢との最前線となってからも持ちこたえている。

 

物語中で語られるギルドは以下の通り。

■戦士ギルド:シルヴァ率いる武力集団。撃滅や防衛など、傭兵業がメインとみられる。看板娘ミレイユに勝たなければ加入できないルールがある(?)

■実践魔導ギルド:アルドラが個人的な目的で設立した魔法使い集団。戦闘だけではなくフラウの「物品に便利な魔法を付与する」仕事など活動内容は多彩と思われる。

■商人ギルド:ダスティやロレッタが加入する経済団体。食料輸送を担い、副都全体の外交を担うといわれるオットーも所属するなど、見方によっては最重要組織かも。

■ヒーラーギルド:ラティ率いる回復僧侶や医療技術者の集団。応急手当教室なども行っている。公益性が高いためある程度は議会が援助しているかも?マリナが所属。

■建設ギルド:ミーム率いる大工集団。戦時のため仕事は多く、上層部は「副都防衛委員会」「王都復興委員会」等の役員も兼ねている模様。ヘリオスの所属でもある。

■レンジャーギルド:フィリップ率いる弓兵集団。対象業務は謎だが、シュラッカが狩猟、パルゥが薬草収集など行っていることから森林内活動全般が範疇?ミシディアが所属。

■ライダーギルド:ジグムンドと愛馬グラニがエースである以外、全体像が不明なギルド。騎馬兵の集団として戦闘、伝令、輸送などを担う?

■裁縫ギルド:元戦士であったスティッチアが衣服への愛のあまり立ち上げたギルド。製造より修繕がメイン活動とみられる。スティッチア以外の顔ぶれは不明。

■錬金術ギルド:錬金術士ナナイの率いるギルド。

■ガーディアンギルド:カインが立ち上げた(アインスロットCQ)集落防衛の専門組織。ラインベルト、ディーハルトなどの若手がセレステ篇4章などで確認可。本部は都心でなく港町にある。

■アサシンギルド:ラザフォード率いる闇の元締め。極端な秘密主義…と思いきやヴィドックやアンジェリカ等は「アサシンギルドの一員」と知られた上で義勇軍に所属している。

■カジノ:コモディア経営のカジノ。ギルドではないが一勢力として用心棒シース、および流れのギャンブラー等々が義勇軍に所属することになる。

 

義勇軍加入者はいないが「畜産ギルド」「教師ギルド」などの存在なども比較的新規のシナリオで明かされている。(LEセリーヌCQほか)

 

追記:2020/4/1のジョークイベント「続・希望の星を!」にて、もはやチェンクロ古参しか知らないHNキャラたちによる「星ふたつギルド」が創設(?)された。業務内容は不明。

 

 

集中発達した商業により周辺農村への依存が低く、もしかするとそれ故に「市内だけを守る」という壁の発想でも致命的な弱体化を免れ得たのかもしれない。

 

三部においては王都と聖都の中間地点として繁栄を享受する形となった。

 

 

 

勢力別考察:「聖都」

世界の終わりと始まりに関わる「大神殿」「十七聖人」を擁する、聖王国の古都であり宗教的中心地。

本来は聖王国の権力・軍事の中枢は「王都」にあったが、黒の軍勢による陥落後、権力中枢および首都機能が聖都に移転された。

十七人の聖人たちが信仰の中心とみられるが、「神」の呼称も聖職者や聖人自身の発言にあり、少なくとも十七聖人が祈りを捧げる対象が存在する。

 

土地そのものが聖域である「大神殿」、法典儀式などが行われる「神殿」、民間にあって布教や救済を行う「教会」に分かれているとみられる。

 

また十七の聖人と対になる、聖王国が誇る武力集団「十七聖騎士団」が駐屯しているが、王都決戦敗北の影響か団長クラスにも若手や女性の登用も目立つ。

騎士の掛け声は男女問わず「ズェアアアア」。(EV「王都に咲く白百合」)

 

新たな聖王である「聖王女」ユリアナが聖都を中心として国家運営・前線指揮を行っているが、貴族や教会が必ずしも協力的とは限らない模様。

なお神殿組織は独自に異端審問なども平気で行う厄介者であり、良くも悪くも、長い歴史と固定化された権力の影響を受けた土地とみられる。

 

聖王は十七聖人に承認され「聖王の御印」を託されることで任命される。(その上で、更にユグド全土の承認を得る必要がある?)(外伝「聖王継承」)

(三部終了時点追記:ユグドの承認を得る必要があるのは有事の統一リーダーである「盟主」の権。長い時代、聖王が兼ねてきたがイコールではない)

 

また本来は護衛としてユグド最強の人物「剣聖」が聖王に仕えることになっているが、ユリアナは先王の剣聖を受け継がず、新規に任命してもいない。

(三部終了時点追記:同上で、剣聖が仕えるのは聖王ではなく「盟主」であるため。アインスロットが候補に挙がっていたのは実力のほか、聖王が盟主を兼ねてきた慣例による)

 

外交面ではユグド最大の勢力ではあるが、全土に承認された「聖王」崩御後は、(義勇軍が絆を結び直すまでは)他国との強い結束は一時失った形になった模様。

 

「軍神の民」(CS「征服王の野望」)など、断片的な情報から、過去には十七聖人によらない「異教」乱立の時代もあったとみられるが、弾圧によるものかその姿は見られなくなっている。

過去セルバンテスの時代には「ワラキア紛争」と呼ばれる九領との戦争もあったとのことだが、九領側にそれを語るものはいない。(外伝「聖王継承」)

 

十七聖騎士団の序列と名称は以下の通り。なお「騎士団総帥」であっても「剣聖」には敬語で接する。

■第一位 聖剣 騎士団総帥アインスロット率いる筆頭騎士団。配下にもパーシェルなど団長クラスの実力者を備える最強部隊。

■第二位 聖血 ベルウィード率いる騎士団で、聖王の守護が主な任務とのこと。ライネルやカイなどを見ると、重武装ではない特別装備が多い?

■第三位 聖域 ウェイン率いる騎士団。「この小隊は守りや援護に向いている」と団長自身が自負しており、また彼のスキルやセリフからもそれが推測される。

■第四位 聖戦 ダナディ率いる勇猛果敢な団。ウォークライが有名らしく、会戦の先陣を切る役目が多い。

■第五位 聖典 本編三部よりアレスが団長に就任。アレスの正義の爆走を、ローエンディアやオデットがサポートする形でのアクティブさを得た模様。

■第六位 聖光 リフレットの団。先の大戦で特に多くの人員を失ったとのことで、若干のかき集め感がある筈だが大柄な女性団長の存在感はそれを感じさせない。

■第七位 聖鉄鎖 イルヘルミナの団。元は罪人護送(異端弾圧?)に使われていた団とのことだが、新団長の元で優秀な戦闘集団となった。

■第八位 聖杯 オルドレートの配下。普段は大神殿の護衛にあるが、聖王国内部の不穏分子の摘発など裏の仕事も行うことがある。カデッサの訓練は厳しいらしい。

■第九位 聖刻 パメラ率いる、聖王国以外の出身者から成る騎士団。規律維持のため独自に「死闘を禁ずる」「奢侈を禁ずる」「金策を禁ずる」などが明文化されている。

■第十位 聖廟 本編三部よりアレスと同時にシンフォニアが団長に就任。元は聖人廟護衛の騎士団とのこと。

■第十一位?聖鵬 伝承篇で初登場。使役した鳥と騎馬とで連動して戦う、最速の騎士団。(伝承篇「ユリアナ伝」)

■第十二位?聖槍 伝承篇で初登場。船団・海軍を担っていたとみられるが、現在の動向は不明。(伝承篇「ユリアナ伝」)

■第十三位?聖箴 伝承篇で初登場。聖王国の耳目となる騎士団とのこと。情報収集任務を負う一団か。(伝承篇「ユリアナ伝」)

■第十四位 聖供 レミラ率いる団で、聖騎士団全体の糧食・補給を担う。ロール(とピグ)もここの所属と推測される。

■第十五位 聖楽 本編三部よりフローリアが率いる、式典や閲兵などを主目的とした軍楽隊。かつてはお飾りであったが、演奏しながら武力制圧もやってのける高技術集団となった。

■第十六位 聖隷 要人警護や諜報を担う影の騎士団。(伝承篇「ユリアナ伝」)

■第十七位 聖輪 フェルギュス教官の組織。騎士の訓練を専門に行う特殊な騎士団。立場上か、位は末席でも騎士団全体に深い影響力を持つことがセレステ篇4章から伺える。

その他、聖騎士以外の騎士団としてミノアの「清廉の泉」、ベアトリクスの「吸血の戦鬼」、ディード一人の「自由の鷹」なども存在する。

また2019/4/1のジョークイベント「希望の星を!」にて、SRどころかRですらないNキャラたちによる「第十八位 星ひとつ騎士団」が創設(?)された。

 

叩き上げの例としてリフレットの経歴では孤児院から騎士養成所→清廉の泉→聖光となっているが、一般騎士団から聖騎士団への編入は異例とのこと、

また家格によって一般養成所のほかに士官候補学校があり、スタート地点から根本的に異なることが外伝で語られている。(外伝「聖王継承」第2話)

(しかしシンフォニアCQなどを見ると家柄だけで末端の騎士までが無条件に忠実になるとも言えない模様。)

 

構成種族は人間のみ。一般騎士には森妖精のエイラなどが公式に任じられていたことがあるが、聖騎士団には皆無の模様。

 

そして聖都には騎士以上に特別な存在といえる、信仰の中心ともいえる十七聖人が存在する。

 

『普段は世俗との繋がりを絶ち――大神殿の地下深く、『最奥の間』で祈りを捧げているわ』

『聖王となるには、その十七聖人と拝謁して、認められなければならないのよ』

 

そうユリアナが語る王の任命はしかし世俗事の一貫に過ぎないと思われ、クロニクル・黒の軍勢・世界の円環に関わる重大な使命を個々の聖人が帯びている。

候補者は身体に「聖印」と呼ばれる印を持つらしい。

候補者との交代方法は不明。地下大神殿の管理を行っていた聖人は後継を選ばずに死に、情報が断絶したという例(本編三部)もあるので十七人全員が健在とは限らない?

■聖言 バルタザーリ。「神殿長」とも呼称される代表格。「世界のはじまりと終わりの知識を継ぐ者」と自ら語る。

■選別 リリス。「世界が終わるときに、救うべき人々を"選ぶ"役割」であり、選ばない宣言を行った対象に自由に命令する異能を持っていた。後に「剣聖」と共に出奔。

■聖櫃 ユーディリア。リリスによると「きたるべき日に、悪しきものから人々を護り、避難させるための結界」の力。第二部完了後のSequelsシナリオに登場。

■聖導 人物としては現在のところ不明。バルタザーリがその後を気にかけていた。

■浄化 エンブラント。本編三部に登場中。リリスによると「世界が終わりとなるそのときに不浄となった地を焼き、約束の地への道を作る者」。異能は焼滅の炎。

■送別 シエラスエス。本編三部に登場中。リリスが選択した存在を、次の世界へ送り出す役割を持っていた模様。それ故かテレポート能力のような異能を持つ。

■?? シュレーミア。ヘリオス篇2章にてその存在が明らかになる。役割は不明。

以降は現在(三部中盤時点)までのシナリオでは明らかになっていない。

三部では聖人たちの運命に激変が起きたが、聖王女や騎士団の尽力で聖都自体に大きな混乱は起こってはいない。

ただし神殿の弱体化のほか貴族も領地を復旧するなど全体のパワーバランスが変化しており、その影響から陰謀・裏工作が多少発生している(オルドレートCQ)

 

 

次回は「賢者の塔」「迷宮山脈」について情報をまとめてみる予定です。

 

 

 

関連記事:

【CC】世界考察①義勇軍、副都、聖都

【CC】世界考察②賢者の塔、迷宮山脈

【CC】世界考察③湖都、精霊島、九領





ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[2回]

最終更新:2019/10/27。

主要勢力 タイトル 種別(読む方法)
画像 登場キャラ オススメ
概要・感想


過去イベントはゲーム中、MENU > その他 > シナリオ一覧、で閲覧可能。
各イベントの区分はなく、どんなキャラが出るかも分かり難いため、独断と偏見による整理を試みました。


魔神襲来イベント

期間限定なのがもったいないような、力の入ったキャラやストーリーが多い。
なおログで読める魔神ストーリーは最後までは語られず、結末ストーリーは各魔神入手時に展開される。

初期のイベントであったカタリスとコロパティロンは、固有ストーリーは存在していない模様。


年代記 審判の魔神ファルゴース襲来 イベントクエスト
魔神ファルゴース、クライン、プリェスト、リヴェラ勢、チェリマー、レオン ★★★★☆
狂気に支配された元・主席裁判官と、有罪判決を覆すべく海を越えて追ってきた地方ヤンキー少女の法廷(?)バトル。
弁護はなぜかv2で懲役が追加されたクラインが担当。


鉄煙、精霊島 改造の魔神ハプス襲来!! イベントクエスト
魔神ハプス、イドゥベルガ、フェーベ、ポッピー、カタリナ、エッケハルト、ミリヤム、ミカエラ、クルト、ジークルーン、エレメンガルト、ギーゼラ、ハンネス、オリヴィア、ランドルフ、エーリヒ、セレステ勢、リンセ ★★★★☆
ついに登場した鉄煙出身の魔神と、ライバル格にあるドクトル率いる鉄煙勢によるセレステを挟んでの機械対決。


賢者の塔 錬金術の魔神サイル襲来!! イベントクエスト
魔神サイル、アウレオール、デーライト、アリーチェ勢 ★★★★★
錬金術士アウレオールに生み出された人工生命・魔神サイルの自由と快楽の渇望、それを止めるべく更に生み出された存在・デーライトの戸惑いと葛藤。背徳的で自己中心的で、それでいてハートフルな愛と家族の物語。


九領 影の魔神マスト襲来!! イベントクエスト
魔神マスト、ハルアキ、トウカ、サナ ★★★★☆
ズイハ様不在の第七領を突如制圧した魔神に、冷静兄妹が対峙する。
主役級が登場せず、またラストシーンで本編シナリオと接続。


義勇軍 婚姻の魔神カマイサル襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神カマイサル、旅人ジューン、旅人コトブキ ★★★★☆
浮気症の美少年魔神と二人の(自称)花嫁。
隊長帰還で盛り上がる時期に公開された久々の義勇軍シナリオ。


湖都 陽光の魔神スカクリル襲来!! イベントクエスト
エシャル勢、魔神スカクリル、魔神アフタブ、旅人チャンディラム、エステバン、ムスタファ、ヤシュム、カクト ★★★★☆
地下世界に生まれ太陽に憧れた、熱と光の少女魔神の大暴走による砂漠温暖化。
酒飲みの多い『砂の薔薇』、冷えたビールを取り戻せるか。


聖都 魔女の魔神ブカフィ襲来!! イベントクエスト
魔神ブカフィ、旅人ペトラスカ、旅人グレゴリア、ユリアナ、アインスロット、ダナディ、アレス、ルーノ ★★★★☆
聖王国王女と王女魔神と王女旅人との女王様バトル。


賢者の塔 魔除けの魔神ミズクン襲来!! イベントクエスト
アリーチェ勢、魔神ミズクン、旅人ジンラン、ウーヴィア、フィリアナ、メルティオール、ディルマ、ファティマ、ヴェルナー、カティア、ユニ ★★★★★
見た目より遥かに重たい過去を背負った怖がり魔神の襲来と、
その先輩格の必死の努力、そしてお人好し学生たちとの友情の物語。


副都 治癒の魔神ザルブリス襲来!! イベントクエスト
ヘリオス勢、魔神ザルブリス、旅人レインリット、旅人ファガル、シルヴァ、ギルバート、エメライン、セシル ★★★★★
「死ねない絶望」を背負い背負わせる、チェンクロ唯一の僧侶職魔神の悪夢。
互いに目的の異なる二人の旅人の行方は。


罪の大陸、精霊島 果実の魔神 エイルニルス襲来!! イベントクエスト
セレステ勢、魔神エイルニルス、サナオーリア、レオン、アメリー、クストディオ、サビオ、リーニャ、アレグリア ★★★★☆
フルーツ魔神 vs 野菜戦士による、コメディタッチのライバル(?)対決。


九領、湖都 不義の魔神ファルズフ襲来!! イベントクエスト
アマツ勢、魔神ファルズフ、旅人ズヴィアド、旅人ナフヴァム、ズイハ、ヨシカゲ、エシャル、ファラ、ファルリン、他 ★★★★★
魔神化を崇高な目標として掲げる特殊な大陸、それを望んだ三兄弟の長編。
ズヴィアドの兄貴っぷりとナフヴァムのポンコツぶりが見どころ。


賢者の塔 埃の魔神スフラトゥス襲来!! イベントクエスト
アリーチェ、魔神スフラトゥス、旅人イヴェルタ、フィリアナ、エレミア、リゲル ★★★☆☆
強力な老化・風化の力を持つ魔神。埃 vs メイドという宿命の戦い。
魔神と対戦する三部キャラの第一弾はアリーチェ。


精霊島 秩序の魔神トゥキファト襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神トゥキファト、ルーラ、バラクーダ、ラファーガ、ビエンタ、ポテンシア ★★★☆☆
規律と秩序の魔神の登場による精霊島首長陣の混乱と、あくまで自由なサカナとタコの活躍。


聖都 危地の魔神ザロビ襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ザロビ、ベルヴィード、シンフォニア、アインスロット、ウェイン、ダナディ ★★★☆☆
「軍師」として裏から糸をひく知性派魔神登場。
策略に振り回される聖騎士団、ベテランと若手のコンビはそれを救えるか。


ケ者の大陸、聖都 本能の魔神スクロロン襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神スクロロン、メルルダ、ルククア、ウェイン、ダナディ、イルヘルミナ、リフレット、ギザザヤ、ガジジナ、キララネ、ズィガガ ★★★☆☆
犬鼻族のワイルド系魔神登場。暴力に食欲にと旺盛な彼女を止めるべく奮闘するケ者たち。
出身が既知の大陸という珍しい魔神。


虚構の魔神ゲッペルツ襲来? イベントクエスト


聖都、九領 縁の魔神ラザニル襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ラザニル、ランスバーン、チドリ、セリーヌ、カリファ、アシュリナ、ツル姫、イブキ、フーコ、シルヴァ、マリス、エンヴィ、アレス、シンフォニア、パトリシア、ロレッタ、ウェイン、アインスロット、パーシェル ★★★★☆
自分勝手に歴史を再現、眺めたり想像で歪めたりしたいダメ歴女魔神と、
ユグド史における伝説の騎士(アインスロットの先輩)と戦士(ツルの母上)の物語。


すべて 宴の魔神ハハブ襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ハハブ、旅人チウウェン、ミラ、バルトロ、アギーラ、ペイシェ、ギルバート、セリーヌ、メルティオール、ディルマ、バルドル、オルガ、ツル姫、ヨシツグ、マリス、アインスロット、ルイーゼ、アシュリナ、ファラ、他多数 ★★★☆☆
東洋風・悪妃系魔神の宴と、HNからSSRまで無節操に招待された大量の客のドタバタ劇。


聖都、精霊島 森の魔神ズフラス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ズフラス、エイラ、アインスロット、ウェイン、パーシェル、シンフォニア、リフレット、ローエンディア、ダナディ、ラファーガ、アルボール、カルネロ、バリエナ、レアーオ ★★★☆☆
大自然の魔神ズフラスと、精霊島出身でありながら人の世に馴染んだ森妖精エイラの物語。


聖都 鋼の魔神ロサビス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ロサビス、旅人ロザリア、イルヘルミナ、ローエンディア ★★★☆☆
情緒不安定なフルアーマー魔神と、それを止めるべく追ってきた決意の姫の物語。


副都、湖都、九領 召喚の魔神タクリタン襲来! イベントクエスト
義勇軍、魔神タクタリン、マトイ、パルゥ、フリーダ、ハヤテ、シュレン ★★★☆☆
どこ○もドア魔人登場。八重歯ヒロイン同士の対決。


賢者の塔 平和の魔神アルフィン襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神アルフィン、旅人シャウナ、レベッカ、ルカナ ★★★☆☆
学徒であった魔神による「平和のための暴力」と、追ってきた先生との師弟物語。


湖都 魅惑の魔神タリビク襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神タリビク、ファルナーズ ★★★☆☆
歌謡と舞踊の都における、乱入大好きな踊り子魔神とステージ上でのダンス対決。
湖都 魔神襲来後日談 踊る乙女と舞う金貨 イベントクエスト
義勇軍、魔神タリビク、ファルナーズ、サーシャ ★★★★☆
踊る魔神と踊る義勇軍。


副都 装飾の魔神フロガビトゥス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神フロガビトゥス、ギン、ドルテ ★★★☆☆
ただの派手好きに見えなくもない自称・オシャレ魔神とオシャレバトル。
九領 フロガビトゥスのぶらり九領の旅 イベントクエスト
義勇軍、フロガビトゥス、ギン、ヨシノ、ツル姫 ★★★★☆
和風世界である九領で、小間物やキモノに惹かれる魔神の素顔をみせる一遍。


精霊島 古の大厄災 魔神アグダラ復活 イベントクエスト
義勇軍、オルオレータ、魔神アグダラ、ラファーガ、アルボール、テレサ ★★★☆☆
魔神剣聖登場。古い時代の聖王国の武人で、テレサの大先輩にあたる模様。
精霊島アルボール翁の戦闘が見られる貴重なシナリオ。


義勇軍 真理の魔神ハティファス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神ハティファス、旅人ハティ ★★★★☆
凸凹美少女賢者コンビの一人(?)ケンカ。
人気があったのか、その後レジェンド魔神第一弾として復活した。
迷宮山脈 魔神襲来後日談 「大賢者の宝探しなのだ!」 イベントクエスト
義勇軍、魔神ハティファス、旅人ハティ、バルドル、パトリシア、エマ、メリッサ ★★★★☆
魔神ハティファス改心の後日譚。


副都 死霊の魔神ラスフィア襲来!! イベントクエスト
シルヴァ、オーロラ、魔神ラスフィア ★★★☆☆
ネクロマンサー系魔神。
オーロラ初登場。
副都 魔神襲来後日談 街の復興!大修復作戦!! イベントクエスト
ピリカ、ミーム、ラティ、魔神ラスフィア ★★★☆☆
城壁補修とお墓の補修。


副都 滋養の魔神サプラス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神サプラス、ブルワリー ★★★☆☆
調理師であり、旨すぎる料理により人々を堕落させる魔神という変わり種。
今は一部副都酒場にいる「ブルワリー」はここで初登場。


義勇軍 執着の魔神アルミルス襲来!! イベントクエスト
義勇軍、フィーナ、魔神アルミルス ★★★☆☆
突然現れ主人公に電撃的に執着し始めるという超展開魔神。
見どころはフィーナの反応。


義勇軍 稲妻の魔神アエル・グルン襲来!! イベントクエスト
義勇軍、魔神アエル・グルン、フィー・グレア ★★★☆☆
亡き竜への愛と執着から暴走した元「竜騎士」の女魔神と、それを追ってきた同じ元竜騎士、フィー・グレアの物語。



新年年始イベント

ユグドに干支はないと思われるが偶然(?)干支にちなんだキャラが毎年主役に選ばれているよう。
来年のキャラを予想するのも面白いかも。


九領 亥の年頂上決戦! イベントクエスト
サナ、ツル姫、フーコ ★★★☆☆
2019の亥年年始は、ツル姫率いる貧乏世帯第九領の武を支える「猪武者」サナの猛特訓。


ケ者の大陸 幸せの使者 イベントクエスト
シェギギム、ガジジナ、ギザザヤ、キララネ、テリリア、ガルルア、ニュガガス、クルルア、グララオ、シャロララ、ポレレス ★★★★☆
2018年戌年、犬といえばの犬鼻族、代表は元気娘シェギギムの冬服仕様。
ケ者総出の新春マラソン大会の行方は意外な方向へ。


賢者の塔 反抗の白き翼 イベントクエスト
アリーチェ勢、モニカ、ヒヨこ、クリスティン、ファティマ、アイザック、リゲル、エレミア、ヴェルナー、カティア、ユニ ★★★★☆
2017年の酉年年始は魔法使いたちのニワトリパニック。
元気なニワトリ少女と、やたらカッコイイ名前の鶏たちの逃亡劇。


精霊島 お正月イベント ピリカの初夢 イベントクエスト
マカコ、ピリカ、オルデル、ジャファール、ゲッペルツ、バリエナ、オルオレータ ★★★☆☆
2016年の申年年始は、精霊島にてサルの加護を受けた新キャラ・マカコの登場。


精霊島、九領 新春クエスト~羊がいっぱい~ イベントクエスト
義勇軍、メリオ、オリョウ ★★★☆☆
2015年の未年年始は、精霊島の羊飼いが新キャラとして登場。
攫われた羊の回収に、モフモフ大好きな侍娘オリョウも参戦。


副都 年越しクエスト~義勇軍の新年~ イベントクエスト
義勇軍、アミル、パトリシア、リーゼロッテ、パルナ、プルナ、チャーノ ★★★☆☆
2014年の初の年始イベントは、山神様と子供たちと一人の踊り子のお話。
まだ干支要素は無かった?模様。



バレンタイン&ホワイトデーイベント

ユグドにおけるバレンタインは「愛の聖人の日」。一応お菓子を上げたりする日ではあるらしい。
初期は「シューレ」、その後「モナミ」がバレンタインキャラとして活躍、
現在ではレミラ、ユニ、ベルタなど様々なキャラの特別衣装バリエーションが登場している。

賢者の塔、ALL マイ スイート スイート スイート 踏破型イベント
シュガー、ノアレ、ユグドALL ★★★★★
2019。暴走スイーツゴーレムを追う、特別衣装のローエンディアと新シュガー。これまでのバレンタインキャラも勢揃い。
気力や糖分を奪われ再び結束するユグド大陸のオールスターは、v2初登場もチラホラと。
九領、ケ者の大陸 狐と犬の雪遊戯 イベントクエスト
義勇軍、テリリア、シェギギム、イナミ、スオウ、オウシン、ツル姫 ★★★★☆
もともと九領にあったという(ピリカの冗談かと思われていた)「白刃の日」設定まさかの復活。「白き愛の日」と合体してトデモイベントに。
冬衣装のシェギギムと、お菓子イナミが登場。


大海、賢者の塔 海と学園の愛の日 イベントクエスト
アリーチェ勢、ベルタ、マレーナ、アイダ ★★★★☆
2018。商機として「愛の聖人の日」に目をつけた大海の大商人「海賊狩り」マレーナと、
広告塔役に(まさかの)抜擢されたベルタ。海賊兄弟が笑えて泣ける。


精霊島 ファーブ ラ・デ・チョコラーテ 踏破型イベント
セレステ勢、ピグ、ロール、レミラ、ユニ、モナミ、シューレ、ビエンタ、ラファーガ、ヌヴィエナ、ドゥルセ、クストディオ、他 ★★★★☆
2017。レミラと、ユニの二人の料理人が、食材巡って精霊島を駆ける。
「料理人に飼われたブタ」というの存在が地味なスリルを添える。
精霊島、九領 ホワイト・ア・ラ・カルト イベントクエスト
ヘリオス、セシル、クーシャン、テンペスタ、レサーカ、クストディオ、ルーラ、カルネロ、ムハバード、ハーフィズ、イスマイル、ミロスラフ、トビアス、アマツ、イッシキ、ヒトリ ★★★☆☆
3章の5人の主人公周辺すべてのお返しを描いた6話編成。
この手の話に鈍そうな悩みそうな絶妙メンバーによる迷ドラマ。


副都、大海 純!愛の聖人の日!? イベントクエスト
義勇軍、モナミ、ミラベル、イングリス、チェイス、ドロッセル ★★★☆☆
2016。チェンクロバレンタイン名物の彼女の初登場。
後半は大海勢がちょっと登場。
聖都、ケ者の大陸、罪の大陸 白き愛の日・再び イベントクエスト
アインスロット、ルイーゼ、ベルヴィード、マリス、シンフォニア、ユリアナ、パーシェル、ガジジナ、テリリア、チロルル、シェギギム、キララネ、レオン、ローゼマリー、チョコロロ、ジェラルド、ヴァリー、ゾーイ、キース ★★★☆☆
ユリアナ周辺のお返しドラマと、一番あり得なさそうなケ者と罪のホワイトデー(?)模様。


義勇軍 チョコレートディザスター イベントクエスト
義勇軍、シューレ、ドゥルセ、コモディア ★★★☆☆
2015。再びシューレと、新たに賢者の塔のお菓子屋ドゥルセが登場。昨年に続き暴走チョコ退治再び。
賢者の塔 白き愛の日 イベントクエスト
義勇軍、ルーラ、トゥバラオ、シューレ、ヴェルナー、アレス、ペイシェ ★★★☆☆
「白き愛の日」の創立は、男女両方の気持ちが分かる(?)ルーラの独壇場に。
「白刃の日」の単語が登場。お返しヴェルナーの姿も。


賢者の塔 バレンタインクエスト チョコレートパニック イベントクエスト
義勇軍、シューレ ★★★☆☆
2014。食事に直結した刻印持ち、お菓子娘シューレの初登場とミニイベント。そして伝説のフィーナのチョコ。
最初期からバレンタインデー=「愛の聖人の日」と呼称されている。




ハロウィンイベント

チェンクロのハロウィンは、臆病なオバケと元気な「カボチャのおうさま」の活躍がみられる。
ちなみにウィスプーの初登場はハロウィンではなく2017年のバディフェス・イベント。

義勇軍 魔女とキツネとカボチャのおうさま! 大狩猟戦イベント
パルヴィ、ヘリオス勢、マリナ、ゾーイ、チャプリン、ゾディア ★★★★☆
2018は狩猟戦の仕掛人、パルヴィと共に。
子供たちの演劇のため魔女の仮装をしたマリナ、キツネの仮装をしたゾーイとともに敵カボチャと戦うチャプリンの勇姿。

聖都、湖都、九領 かぼちゃ王の進撃 イベントクエスト
チャプリン、かぼちゃたち、テルー、ウィスプー、
ユリアナ、アインスロット、ルイーゼ
ムスタファ、カリファ、アシュリナ、ファラ、
イブキ、ヨシカゲ、ツル、フーコ
★★★★☆
2017。各地の女王を驚かせにゆくカボチャのおうさまの凱旋。最後はついにあの最恐の男に…?

義勇軍、年代記 骨とおばけと新しい友だち イベントクエスト
義勇軍、テルー、スカレット、ガシャ、カラ、ミョルン
シュガー、グール=ヴール、ニュガガス、ドミニック
★★★☆☆
2016。義勇軍に慣れてきたオバケとホネ三人組が、なぜか喫茶店?を始める話。執事グール=ヴールは必見。

賢者の塔 お菓子とおばけと子供たち イベントクエスト
義勇軍、ディ・ロ、シュガー、テルー、ベラ、ゲッペルツ、
ルカナ、レベッカ、カレン、フィリアナ、クラウディア、イザヤ
★★★☆☆
2015。街にバラ撒かれたお菓子、そして魔法学園でのオバケ騒動の謎。ラストはちょっとしんみり路線。報酬はSRテルー。
イザヤがベラに狙われるという珍シーンが。

賢者の塔 パンプキンパニック イベントクエスト
ディ・ロ、ウーヴィア、シャーリー、イザヤ ★★☆☆☆
2014。襲い来るカボチャモンスター、その黒幕は。
記念すべき第一回ハロウィン。報酬はSRシャーリー。






クリスマスイベント

聖王国におけるクリスマス、「聖夜祭」。チキン、ケーキ、ツリーなどのお決まりはそのまま。
疫病から人々を救った聖人が由来で、サンタ相当は「聖夜の演出家」と呼称される。

義勇軍、賢者の塔 星は聖夜が来る前に イベントクエスト
義勇軍、ミシディア、リゲル、キャロル、ニコル、ロレッタ、リフレット、フィリアナ、アリーチェ勢 ★★★☆☆
2018の聖夜は、ミシディアとリゲルがドレス姿で登場。盗賊相手のメダルハントに、キャロルとニコルの登場も。
また特定条件を満たすと「聖夜の演出家に弟子入りしたフィーナ」が入手できた。

湖都 砂漠の聖夜 踏破クエスト
エシャル勢、カクト ★★★★☆
2017の聖夜は「砂の薔薇」ヒロインたちの特別衣装による『砂蛍花』探しの長編。ジブリールの大変貌ぶりは必見&必見。
湖都 砂漠の聖夜・後日談 イベントクエスト
エシャル勢、アベータ、カクト ★★★★☆
サボテンのアミーゴことカクトと樹人アベータのコンビが盛り上げる、「砂の薔薇」クリスマス特別講演。

精霊島 聖夜に降る雪 イベントクエスト
ヘリオス勢、アベータ、カイン、ラティ、ニコル ★★★☆☆
2016。クリスマスツリーと一体化した森妖精アベータと、大都会である王都のクリスマス模様。

義勇軍、大海、ケ者、罪、薄命、鉄煙 聖夜の贈りもの イベントクエスト
義勇軍、ニコル、キャロル、ファティマ、スティッチア、アイダ、
パトリシア、ペイシェ、ルーラ、ミラ、ガジジナ、ギザザヤ、
レオン、ローゼマリー、エル、ディートリンデ、ジークルーン
★★★☆☆
2015。新人の演出家による副都クリスマス模様の前半と、
他の大陸へも聖夜を届けようという後半の二部構成。

義勇軍、聖都 聖夜の祭典に備えて イベントクエスト
義勇軍、カトリ、アリエッタ、ヴァネッサ、
アインスロット、シンフォニア、パーシェル
★★★☆☆
2014。ヒーラーには聖夜は特別な仕事があるらしく(詳細は不明)、僧侶だけの風景と僧侶なしの風景。
義勇軍 聖夜の祭典ルーレット イベントクエスト
義勇軍、ニコル、コモディア ★★★☆☆
クリスマス本番。一族総出で聖夜を盛り上げる演出家、ニコルの初登場。

義勇軍 クリスマスイベント 聖夜祭 イベントクエスト
義勇軍、シルヴァ ★★★☆☆
2013、リリース年の記念スべき初クリスマスイベント。
義勇軍中心メンバーによる戦場のクリスマスとフィーナの想い。






周年記念・DL記念イベント

チェンクロの誕生日である7月26日を祝うイベントと、ダウンロード数記念イベント。
6周年にあたる2019年は3周年のイベント復刻と、伝承篇「黒騎士伝」の公開となった。

年代記の大陸 1900万ダウンロード達成記念クエスト イベントクエスト
プレイアディス ★★★☆☆
使命と掟に固執する神器の一族、その中にあって進むべき道に悩む女戦士プレイアディスの葛藤と決断。



その他イベント

踏破・狩猟戦、メダルハント、衣装バリエーション、新キャラや新システムの紹介なども。

賢者の塔 賢者の塔の激走祭、再び! 踏破型イベント
アリーチェ勢、エステラ、クリスティン、ヴェルナー、カティア、クラウス、メルティオール ★★★★☆
2018に引き続き、大運動会の2回目。
成長したイタズラ少年クリスティンのプロデュースによるトンデモ障害物競争を制するのは果たして。
賑やかなメンバーの中、晴れて学生となったエステラが学校行事に静かに高揚する姿は必見。

九領、精霊島、魔神 豪華客船、大狩猟ツアー! 大狩猟戦イベント
パルヴィ、ミシマ、アベータ、ケーテ、フロガビトゥス、コドロ、ドロッセル ★★★★☆
2019夏イベ第二弾は豪華客船の旅。主人公格が不在の珍しい話。
身を飾るのが大好きなアベータとフロガビトゥスに出会い、戦士ケーテにも心情の変化が…?
そして和風海賊から豪華客船船長のフォーマルな装いに身を包んだミシマが再登場と大活躍。

聖王国、罪の大陸、年代記の大陸 渚の色彩乱舞! 踏破型イベント
義勇軍、ユリアナ、アリシア、シヴァーニ、アルドラ、ミユキ、デルフィーナ ★★★☆☆
聖王国公式の「海の家」を任された義勇軍。フィーナの師匠シヴァーニと、その力を奪った魔法使いとの色彩バトルに水着姿で巻き込まれる。
見事な褐色に日焼けしたユリアナの姿に、ルイーゼの苦労を偲ぶ声がプレイヤーからも。

ケ者の大陸、大海、賢者の塔 百花繚乱、春うらら イベントクエスト
トリリカ、ラヴィヴィサ、ベラ、リンリー、ソーニャ、フリージア ★★★☆☆
2019年春イベ。春先の寒波という異常気象に、兎耳族の貴重な勇気をもって立ち向かうトリリカとラヴィヴィサの物語と、
成長したリンリーと相変わらずマイペース暴走気味の和服ベラによる花見模様。
積極的なリンリーに対するフィーナの余裕が話題に。


(以下記載中。。。)






ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[0回]

ボーダーブレイクもPS4版が登場し、ますます活気を帯びるところですが
10年近くもアーケードに存在しながら家庭用への展開は初であるため
「無料で面白そうなので始めて見たはいいが、何をしたらいいのか?」という方も多いようです。

そこで(中級者の観点ですが)自分の考える「基本的な考え方・行動の心得」についてまとめました。
ボーダーブレイク初心者の皆様の何らかの力になれればと思います。


ルールについて(どうやって、何をしたら勝利か)

ボーダーブレイクは10人vs10人がブラスト・ランナーと呼ばれるロボットを操作し、
敵機を銃器・爆発物・剣などを駆使して破壊しながら前進、敵基地最奥部のコアを攻撃することで
画面左上の敵・味方のコアゲージを互いに減少させ、時間内に多く削った陣営が勝利となります。

一試合中に何度やられてもゲームオーバーとはならず、占拠済プラントから再出撃が可能です。
むしろやられることを恐れ後方にいると、敵味方のぶつかり合いが味方不利になってしまうため
基本的に常時前進し、味方の攻撃に積極的に参加する意識を持つことが最初のステップです。



セオリーについて(勝利に繋がる基本的な行動)

個人的には、大きく以下の3つのムーブに分けられると考えています。(細かくは無数にありますが)

1.敵コアへの高速(隠密)移動、攻撃(通称:コア凸)
2.前線構築、白兵戦闘、プラント占拠
3.後方作業

1はこのゲームの花形ともいえる、敵コアへの直接攻撃を狙うことです。
どのステージにも(大概、左右両端付近に)コア凸を狙うルートが自然と出来上がっており
道を把握し如何に見つからずに通るか、または敵の凸狙いを見つけるかが攻守の要といえます。

2は敵集団と自集団の対決ですが、大抵の場合は「プラント」の争奪戦になります。
プラントを大人数で一定時間踏み、奪った場合は味方はそこから次々に再出撃出来るようになるため、
全体の流れを考えると非常に重要な役回りですが、ここは大抵、多数決で決まります(重要)。

3は1を狙う敵を見逃さないよう「索敵センサー」や「マイン」「クレイモア」といった機器設置、
前線を抜けた凸屋の始末、といった補助的な役回りですが、ここで時間を喰われたり
または後方にいたまま何もしない、狙撃や榴弾に専念、といった行動を取ると2の前線が人数差で押され
気づくと押し返せないことになるため、味方全体にとってリスキーなムーブである自覚が必要です。

特に試合開始直後はチームが1-3のどれを怠っても厳しい展開となります。
味方に足りないことを即判断して補えるようになれれば晴れて初心者卒業。



NGムーブについて

勝利への確実な方程式がない以上、どんな行動や武装も間違いとは言い切れないですが
こんな行動に陥る味方がいると負けやすいということから仲間に忌避されやすい行動を列挙します。
(ある程度自信がないうちは、考えなしと誤解されやすい行動ということで。。)

・状況を見て兵装を変更しない。(一試合最初から最後まで重火力、など)
・一人で突っ込んではすぐにやられる。(やられると自コアが僅かに削れます。特に終盤僅差の場合…)
・逆に無意味に後方をうろうろする。(前線に人数差が出来、押してきた敵に狩られます)
・後方侵入した敵に大人数が釣られる。(前線が以下略。味方に任せる度量も必要です)
・チャット使わない。(特に警報として「ベースを守ろう」は瞬時に出せるよう練習が必要。「NICE」も大事!)



勿論、どんな動きが正解かは占拠状況、敵味方の兵装、位置、時間等によって刻一刻と切り替わります。

状況判断と行動のスピード感、その成否を全員で共有し、積み重ねて勝利につなげていく、
固定文のチャットしかない即席チームで、相手を上回ってそれを成す緊張感と充実感こそが
このゲームで得られる最大の楽しさ、魅力であるといえると思います。


最後に2つ

・あまりに熱くなり過ぎて味方や初心者に罵倒の嵐を繰り出してしまっている人もたまにいますが、
そういうタイプは自分以外を褒めることはないので、その人の「芸風」と思って聞き流しましょう。
声は大きいですが少数派です。

・ガチャで良い武器が出ないと勝てない、ということはありません。
1vs1を挑む必要も、体力満タンの敵から狙わなければならないということもない、ということを考えれば
勝つ条件は武装のちょっとした差ではなく磨きあげた状況判断の比率が大きいことが判ります。
(もちろんガチャを推奨しない意図はありません。運営を支える力になると思いますが、無理のない範囲で)


隠密からの華麗なコア凸で逆転、味方の賞賛を浴びる、等というのは本当にやみつきになります。
この楽しいゲームを一緒に遊べるご新規ボーダー(BBプレイヤー)の増加に繋がれば幸いです。



ブログランキング・にほんブログ村へ

拍手[2回]

MY BEST BOUTS.
お気に入りバトル映画や漫画の作品紹介。

[映画/ドラマ編]

[Comic/Anime/Game編]

[小説/その他編]

プロフィール

Author:くらげ

(twitter:コチラ)

P R
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]